2011年9月30日金曜日

Jay Rock,Curren$y,Random AxeのPV3連発(ドドン)

1発目。Jay Rock『Follow Me Home』から「Money」↓



TDEクルーの中でも、Jay Rockは正統派な感じですね。
アルバムもWeezyやChris Brownをゲストに呼んだり、結構メインストリーム寄り。
このPVにもラップのPVではおなじみのギャングとか銃が出てくるし。

2発目。Curren$yの最新ミクステ『Verde Terrace』からのPV↓



こっちは新しい流れですね。金とか女の子とか暴力が一切出てこない。
スニーカーとかストリートっぽいTシャツとかウェアとか、自分が好きなもの一杯出てきてヤバい。
金欠な今これ見るとホント、涎出るわ。Curren$y、羨ましいなあー。

最後3発目。Random Axe『Random Axe』から「Chewbacca」↓



これはいい意味でナンセンス笑。ホントにチューバッカ出してきたよ!

ライブ会場で舞台裏で、大暴れのチューバッカ。
しっかり毛を乾かしたり、Random AxeのTシャツ着たりしてる辺りはエライな。
アルバム未聴なんですよね、Random Axe。俄然聞きたくなってきた。

3本共、テイストが違って面白いですね。ラップのPVは個人的に打率高い。

バンドのPVとかだと変なファンシー感があって、見てて萎えるの多いんですよね。
ギャラガー兄弟のお兄ちゃんのPVもなかなかひどかった(曲は渋いのに)。

2011年9月29日木曜日

ももクロに届け! Cherry Brown - Yellow Swag

Cherry Brownから予告通りの新曲↓



Asap Rockyの「Purple Swag」をジャックしての、「Yellow Swag」。
ちなみにAsap Rocky「Purple Swag」については、こちらのエントリーをどうぞ。
なんつうか予想通りすぎる笑。さすがです!今回は全部英語でラップ。

前もWiz Khalifa「Black & Yellow」ジャックで「Tamashio Yellow Yellow」作ってましたね。

※Cherry Brownはももクロの玉井詩織さん(イメージカラーは黄色)の大ファンです。
  ももクロのイベントとか普通に行ってるらしい。

海外曲のジャックは面白いから、他の日本のラッパーもっとやったらいいと思います。
先日のMomentのChris Brownジャックも面白かったし。

てかCherryさん、ももクロ(てか玉井さん)にスキャンダル出たらどうなっちゃうんだろう・・・
やっぱりラップでアンサーするんだろうか。

2011年9月28日水曜日

阪大の外人ラッパー? Moment - Look At Me Now

何か面白いの出てきた。


大阪大学のヒップホップサークルに所属している、Momentというラッパー。
Chris Brownの「Look At Me Now」をジャック。

国籍不明・留学生かどうかなど色々と不明ですが、とりあえずラップ上手いな。
フロウはちょっとPUNPEEに似てるな、と個人的に思った。リリックも面白い。

早くMixtape出してほしい!

Das Racist - Relax





















NYの3人組のデビューアルバム。ミクステがその前に2枚出てまする。

客演にCompany FlowのEL-Pや、この前のミクステが話題になったDanny Brown(!)。
プロデューサーにDIPLOやVampire Weekendのメンバーを迎えてる曲があったり、
なかなか意外と豪華な布陣。

Vampire Weekendは、地元がNYだから繋がってたりするのかな。
ブルックリンの人脈は、誰か相関図とか作ってほしい。

ミクステを出した時から、よくDe La Soulに例えられてます。
De La Soulの1st~2nd辺り、音で遊んでるようなところは確かに似てますね。
サンプリングかどうかは不明ですが、様々な音の破片が曲の中に散りばめられてます。
曲がカラフルで多彩なイメージ。いい意味で能天気そうな感じも似てます。

曲調もガチヒップホップなものから、豪快なエレクトロやラテン風味の曲などいろいろ。
歌詞が面白いらしいんだけど、歌詞カードないから分からんな―。

アルバムからの先行曲、「Michael Jackson」。とにかくPVがバカで最高↓



ヒップホップという括りよりも、もっと大きく「パーティー・ミュージック」みたいな括りの方が
合ってるかもしれません。ちょっと前だとSonny Jとか。10年前だとThe Avalanches。

そしてアルバムを締めくくる曲のタイトルは、「Celebration(祝祭)」。最高。

2011年9月27日火曜日

Chevy Woods (& Wiz Khalifa) - The Cookout




















Wiz KhalifaのクルーTaylor Gang所属、Chevy Woodsの最新ミクステ。

ミクステ自体はChevy Woods個人名義なんですが、全11曲中8曲に
Wiz Khalifaがフィーチャーされてるので、タイトルに「&」って入れちゃった。
まあ、実質Wiz Khalifaとの共作みたいなもんかなー、と思いますし。

最近の西海岸らしいメロウでレイドバックなトラックに乗って、
2人がリラックスした感じでラップしてます。いい感じ。
聞いてる方までウルトラ・リラックス。

「smokin'」とか「weed」みたいな言葉が出てきてるんで、いつも通り色んなモノ
吸いながら作ったんだろうなー(※彼らにとっては通常営業です)。

目新しさとか刺々しさはないですが、ポップでキャッチ―で自然と体が揺れる。

コレ流しながら、チャンネーと湾岸ドライブしたい。ペーパーだけど。

2011年9月26日月曜日

池袋東急の閉館について、いろいろ

池袋東急が、今年の12月末で閉館だそうです↓

「池袋東急」の閉館について

以下、リリースより一部抜粋。

“映画興行においてシネマコンプレックスが主流となり、近隣への相次ぐ
 シネマコンプレックスの出店により、同館は観客動員の減少を余儀なくされました。”

十分予想できた事なので、残念だけど納得。

スクリーンは1個で微妙に小さいし、設備もボロボロで、大体客席はガラガラ。
3Dにも対応してないし、待合室とか超適当(ベンチ置いてあるだけ)。

それでも自分はそういうレトロで緩い雰囲気、好きでしたね。

池袋で遊ぶことが結構多くて、池袋東急で映画観たことも度々。
今年だと、『ザ・ファイター』(マジで名作)はすごい良かったなあ。
明らかにトレッキーなおっちゃん2人組と『スター・トレック』観たのも面白かった。

これでまた、自分の好きなモノが無くなっちゃった。
あと池袋で映画観るのは、「シネマロサ」くらいかあ。

がしかし!10月14日から『キャプテン・アメリカ』の上映が始まります。
ファースト・アベンジャーズ!

池袋東急は、これが見納めだな。目に焼き付けてこよう。

2011年9月25日日曜日

MS-DOS(SEROW-N-MICHIOSHKA) - FLIPSIDE




















MEDULLAのSEROWと、SEMINISHUKEIのMICHIOSHKAという二人が組んだ
ユニットのMIX-CDっす。内容は90'sのハードコアなヒップホップが並んでますね。
D.I.T.C.とか、BOOT CAMP CLICKあたりのかなり黒めなブツ。

MEDULLAは、今年のBUSHMINDのアルバムに参加してましたね。
「Skit」っていう、すごい良い曲!今年はInglorious BastardsのLPにも参加してましたね。
SEROWは、そのMEDULLAのDJです。

むむっ。SEMINISHUKEI周辺のグループはみんなしゃらってるなあ。

MICHIOSHKAの方は、SEMINISHUKEIのWEBストアで2枚MIXが出てるのを確認。
Myspaceもあったけど去年あたりから更新が止まってて、よく分かんないなー。

このMIXはすごくイイです。wenodのレビュー見てると、Back 2 Backで製作したみたい。
DJってこういうの格好いいな、と昔から思っとります。

聞きながらブチ上がるというよりも、ベッド(もしくはソファ)に寝転がりながら一人で
チルアウトするのに良いかも。もちろん床でも可です。

値段もお手頃(1250円)なので、夜のお伴にいかがかと。

2011年9月24日土曜日

『フランス暴動 移民法とラップ・フランセ』,  ロンドン暴動との類似性


珍しく真面目な本について。
いつもアホな本ばかり読んでるわけでは
ないですよ。いやマジで。

フランスで2005年に起こった大規模な暴動に
ついて、ラップ・フランセ(フランスのラップ)の
視点から考察した本です。

特にこの本を探していた訳でもなく何となく
買ってしまったのですが、なかなか良かった。
ちょっとテーマはズレてますが、音楽出版社
から出てる『GLOCAL BEATS』とも被る部分
もあります。

キーワードになってくるのは「郊外」。
「ゲットー」と言い換え可能かもしれません。
「バンリュー」と仏語では言うそうです。


このブログで書いたかどうか記憶が曖昧ですが、学生時代にフランス(というかパリ)に
旅行に行ったことがあります。その時に泊まったホテルがパリ郊外に位置していた
のですが、パリ中心部とはまるで別世界でした。

街自体の荒廃感、有色人種の比率の多さ、白人はいてもパリにいる白人とは雰囲気が
明らかに違う。フランス初日の夜にパリからホテルへ向かう電車に乗った際は、
生まれて初めて身の危険を感じました。結果的には何もありませんでしたが。

むしろアジア系の人は、すごい親近感をもって接してくれました。
深夜にボロボロのスーパーで会ったパキスタンから移住してきた人、元気かなあ。
「日本から来た」って言ったら「オウ、ドラゴンボール!」って言われました。

本題に戻ります。暴動のきっかけは、パリ郊外で警官に追われたアフリカ系の若者が、
逃げ込んだ先の変電所で感電死。それをきっかけとして暴動が発生。

その暴動に対して当時内務相のサルコジ(現フランス大統領!)が暴動の参加者を
「ゴロツキ」「社会のくず」呼ばわりし、暴動が更に激化。いかにもサルコジらしい・・・

この暴動の原因は、郊外に追いやられた移民や有色人種に対する社会からの根深い
人種的差別・貧困・警察による抑圧です。これらに対する不満が、件の事件をきっかけ
として爆発し、愉快犯を巻き込んで大規模な暴動に発展したというわけです。

そしてこうした状況を警告してきたのが、ラップ・フランセ。
全てのラップ・フランセがそういうものではないようですが、政治的な主張を
繰り返してきたラッパーがいたことは事実です。しかも暴動の10年前から!

名作『憎しみ』の監督マチュー・カソヴィッツのこんな言葉が本書に載せられています。

「様々な共同体の間にある哲学や開放的態度の欠如が、憎悪や憎しみを生み出している」

こうして見ると、1か月前のロンドン暴動と構造が良く似てますね。

フランスもイギリスも、こうした事態を抑えつけようとやっきになっているようですが、
この根っこの問題を解決しない限りはまた同じような事が起こるでしょう。
イギリスではキャメロンがSNSを制限すると言ったようですが、バカバカしいにも程がある。

最後に、97年に発表されたシングル。タイトルは『人種差別法に対する11分30秒』。
ゲットーに追いやられた「ゴロツキ」達による、「祖国」フランスへの抗議の叫び。

2011年9月23日金曜日

Wavves - Bug (PV)

『Life Sux』からのPV公開ー。



バカすぎるし、全然意味わかんね―笑。銃乱射とか。B級映画っぽい。
しっかりデイブ・グロールの写真も飾ってありましたね。

『Bug』ってダイナソーJr.のアルバムありましたね、そういえば。
Yuckとかもそうだけど、この世代って日本に限らず90's音楽への信仰あんのかな。
ノスタルジアというか。何というか。

最近はRAPを追うので精一杯なので、誰かこの原因探ってください。
はいそうです、投げやりです。でも、Wavvesはカッコいいから問題なし。

EP買うのは断念しました、金欠のため。
お金が降ってくることを切に願っておる今日この頃です。

Domo Genesis - Under The Influence

OFWGKTAから、Domo Genesisの新作Mixtapeキタ。
既にDL数が万を超えてるそうで、相変わらずの注目度。
ジャケをクリックでDLリンクへ↑

西海岸のアングラ・ヒップホップ臭がするのは、前作『Rolling Papers』と変わらず。
内訳はジャック曲が13曲中6曲、オリジナルのビートはシンプルになって聞きやすくなった。
ただその分、複雑で変テコなトラックはなくなって刺激は減ったかなー。残念。

去年くらいから言われてる「90年代リバイバル」なノリで作ったのか、
いわゆる王道の「ヒップホップ」にぐっと近づいた感じ。

タイトルの『Under The Influence』にはそういった意味も込められてるのかも。
自分が影響されたヒップホップのアーティストへのオマージュというか。

最後に。やっぱタイラーの声が入ると曲が締まる(個人的趣味)。

2011年9月22日木曜日

J-Green - Da Caper II

Cherry Brown氏が推薦していたので、聞いてみました。ジャケが怖い。
これはカッコいい!最高!!

Three Six Mafiaの系統と聞いてましたが、完全にフォロワーですね。
ラップやトラックもモロ影響受けてますが、醸し出してる不気味さが完璧ですね。
めっちゃチキチキしてるよ、チキチキ!

ちゃんとホラー路線も受け継いでます。不気味なSEがバンバン鳴ってます。
ジャケも『ダークナイト』のジョーカーとピエロでバッチリ。

今作が『Da Caper II』ということで、『Da Caper I』を探してみたらありました。
ただウイルスバスターにブロックされてDLできず・・・

ウイルスバスター、コノヤロー!

2011年9月21日水曜日

Future - Streetz Calling


期待の新人ということで聞いてみたんですが・・・
XXLで「XL(5段階で4)」の評価を得ていたんですが・・・

ジャケからハーコーなスタイルかなーと思ってたら、オートチューン使いまくり。
フックでアクセントで使うとかいうレベルじゃなくて、ラップにもかけまくってる。

お前は新手のT-Painなのかそうなのか。それともA-konか。

でも、聞いてる間にクセになりそうなのが悔しい!キーッ!てかクセになってきてるよ!
だから評価が「XL」なのかそうなのか、まんまとやられたのか。コノヤロー!

こういう感じのUSでウケそうだなー。PV数は4万超えてたし。
興味があればストリーミングしてみてもいいかも。

Girls - Father,Son,Holy Ghost

Girlsの、EP挟んで2枚目のフルアルバム。あ、EP買ってねえ。
タワレコで1399円という何とも言えない値段で買いますた。
なんか「円高還元」って虚しい言葉ですね、イオンかよ。

『Album』よりも浮き沈みが激しいというか、エモーショナルというか。
陽気な曲の後に静謐な曲が続いたり、1曲の中で曲調が大きく変化したり。
『Album』は淡々と良い曲が並んでるというアルバムだったので、意外。

あと、確実にアレンジの幅が広がってます。
前半ハードロック~サイケを行ったり来たりの「Die」や、ゴスペルの影響を思わせる
「Vommit」、R&Bな「Love Kill A River」、最後ブルージーになる「Jamie Marie」など。

『Album』に入っているようなポップソングもあります。
「Saying I Love You」や「Magic」はそうですね。でも数は少ない。

一番好きな曲は「Forgiveness」かな。でもこの曲も今まで知ってた(イメージしてた)
Girlsとは全然違う、ドラマチックな展開の曲。

通して聞くと、なかなか緊張感あります。静かな曲が多いせいでしょうか。
自分は最初聞いた時、PCの前で動けませんでした。

インタビュー読んで、製作前~製作中の背景を知りたいです。
参考になる記事、どっかにないかしら。

あと、EPも買おう。

2011年9月20日火曜日

ERA - TWO HOURS (From #Nibiru)

『3 Words My World』に続いて、ERAの新曲PVアップ!
JPRAP.COMのミクステ『#Nibiru』からの曲ですね(ミクステは未だ聞いてないっす)。



多分この人と自分が見てる現実や風景は同じだと思うんだけど。
それが言葉になると、全然違って聞こえる。見えてるモノを言語化する能力がスゲエ。

「しゃらり」って言葉もスゴイ。誰も正確な意味分かんないのに、使われまくってる笑。
でも、「しゃらり」としか言いようがない時とかモノとかあるんだよなー。

見た感じ普通っぽいけど、ラップ聞くと明らかに普通じゃない。
日本のマイク・スキナーは、S.L.A.C.K.じゃなくてこの人なんじゃないでしょうか。

観念的な「オレのHIPHOP論」をぶっ込む訳でもなく、安易な説教垂れず、無駄に感謝せず、
ネタに走らず、キャラ作らず、ハスリングせず、オタクアピールもなく、難解なフロウでもない。
それでもカッコいい。

しゃらり。しゃらり。しゃらり。しゃらり。しゃらり。

2011年9月19日月曜日

Boss Hogg Outlawz - Serve & Collect 3, Lil Ray - Dopest Shit Ever

 

今回は2枚書きますが、内容的には1枚分(汗)。

最近のサウスといえば、グッチ&ワカのBrick Squad。

でもSlim Thug兄貴率いる、Boss Hogg Outlawzもいい。
ラップもトラックも渋い。「これがサウスだろうが」と言わんばかり。

左がBoss Hogg Outlawzの最新作『Serve & Collect 3』、最高。やっぱ渋い。
ハーコーなものとメロウなもの、バリエーションが広い。70分あっという間。
さすがSlim Thug兄貴。Dre Day、J-Dawgも素敵やん。



んで、右がクルーのメンバー、Lil Rayの最新Mixtape『Dopest Shit Ever』。
Lil Ray、『Serve & Collect 3』には1曲しか参加してませんが・・・。

タイトルはMac Millerの『Best Day Ever』を意識したのかな。ひょっとしてDis?
ラップ格好いいす。声が甘い。なかなか良作。

2011年9月18日日曜日

ECD家の窓 第24回,911デモについて

ECD家の窓 第24回↓



デモ隊に中指立てた一般の小学生の件。

反原発の主張が気に食わないからか。
単にうるさいから。
それとも「集団に楯突く自分」を気取っただけか。

いい年した大人なら、まだ上手く自分の中で消化できたと思うのですが。
正直な所、困惑してます。

NORE Ft. Lil Wayne & Pharrell - FINITO

ノリエガの新作『S.U.P.E.R.T.H.U.G. 』からのPV。



プロデュースはお馴染のネプチューンズ、客演にWeezy。
ネプチューンズってずっと勢いが衰えないですね。まだAPE着てるんでしょうか。
落ち目のティンバランドと何処で差がついたのか!

ノリエガのラップとネプチューンズとの相性が抜群すぎて悶絶。マジパーティー!踊りたい!
ノリエガの1stの頃からだからタッグ組んで10年近くか。
ネプチューンズのブレイクのきっかけもノリエガ「Superthug」っちゅう曲だし。



ネプチューンズ、変テコなビートだけどノレちゃうんですよね。下半身にク~る~。
もうトレンド関係なく、ネプチューンズブランドを確立した感あり。去年のClipseも良かった!
クラウドラップとかSWAGラップとか「関係ねえ」ってなもんでしょうか。

しかしノリエガ太ったなー。ソロデビュー当時のノリエガ↓














一体彼に何が起こったのか。ドラッグか酒か、ただの食い過ぎか。

そもそもノリエガって名前自体が、パナマのノリエガ将軍(麻薬密売で服役中)が由来なので、
ドラッグなのかなー。まあ、ラップが格好良ければ無問題(適当)。

あと、やっぱりPVはvimeoでお願いしますだ・・・画像が粗いのが・・・

この辺の嗅覚に、新世代ラッパーとの違いを感じます。

Lil B 'The BasedGod'- Black Flame

BasedGod様、仕事早ー。
前作のMixtapeから1カ月も経ってない。

今回のタイトルは「Black Flame」ということで。
「Red Flame」とか「Evil Red Flame」とかあるんで、シリーズものなんですかね。

あと名義の「BasedGod」ついたりついてなかったりは、何か意味あるんでしょうか。
前作は普通に「Lil B」名義でした。
ちなみに今作の1曲目「Last Of The BasedWorld」なんで、「BasedGod」打ち止めか。

Mixtapeの内容ですが、(予想通り)これまでと特に変わりないです。
何曲か前作『I Forgive You』と被ってます。

力抜いたような声でけだるそうにラップ。でもそれがいい。
ガチガチに固く韻踏むスタイルっていい加減どうなのかなーと思ってた所なので、、
ほとんどフリースタイルなのかね。

早いとこThe Packの方も新作出ないかと期待しております。

2011年9月17日土曜日

J.Cole feat.Trey Songz - Can't Get Enough



J.Coleのデビューアルバム『Cole World: the Sideline Story』からのリードシングル、
「Can't Get Enough」のPVアップ!Trey Songzがフックでフィーチャーされてます。

まあ、ぶっちゃけ曲はあんまり好みじゃない・・・フックに入った瞬間に残念な感じに。
フリーでリリースした『Any Given Sunday』シリーズの方が正直格好いいですね。

Roc NationとJ.Coleが契約したのが2009年なんで、2年越しのデビュー。
んで発売日は9月27日。

既に予約は完了済みでござる。

Mac Miller - Face The Facts (prod. DJ Premier)

Mac Miller君のフリートラック公開。
プロデュースはDJプレミア!プリモ、最近ハードワークすな。

画像クリックでツイートのURLにとべるんで、そこからDL出来まっす。
曲はそこそこ格好いいけど、音質が微妙でちょと残念。ビートはプリモ印。
↑こういうツイート見ると、ギャングスターの全盛期知らない世代もプリモへの
リスペクト半端ないですね。ヒップホップの生き字引。

2011年9月16日金曜日

Mac Miller君、フランスへ行く

放課後ラッパーことMac Miller君の、フランスは華の都パリでのライブ&インタビュー。



インタビューの箇所は英語が聞き取れない&字幕の仏語が分からんので、
何を言ってる・聞かれてるかは不明。

己の不学を恥じる!

でも、ライブの盛り上がりはすごいですね。嵐のコンサートみたい。
フランスではヒップホップは結構人気があるというのを聞いたことがあります。

ちなみに学生の頃、タイ人の友達からラップ・フランセ(フランスのヒップホップのこと)
のCDを借りたことがあるのですが、結構格好良かった。アーティスト名メモれば良かった。
TTCとか人気あったグループはアルバム持ってたな、家中探せばある気がする。
その前に、なんでタイ人がラップ・フランセ知ってたんだ。

日本にMac Miller君が来ても、こんなに盛り上がりはしないでしょうね。

そういえば、最近Big Seanの日本盤が出ました。でも輸入盤は三か月前に出てました。
映画なんかも、アメリカやヨーロッパでの公開からの時間差がデカくなってますよね。

情報は入ってくるけど体験できないって、すごくもどかしい。

2011年9月15日木曜日

WavvesがEPでFucked UpとBest CoastをFeat, 更にSonic Youthをカバー!!!!





















WavvesのEP『Life Sux』、なんかスゴイことになってる・・・

「I Wanna Meet Dave Grohl」に始まり、Fucked UpやBest Coastもフィーチャー。
Best Coastに関しては私情が絡んでいるのか、とか想像しちゃいますね。

んで極めつけは、Sonic Youth「100%」のカバー。ぎゃあ!

一番キャッチ―なのは「I Wanna~」ですが、個人的にはFucked Upとの「Destroy」!!
1st~2ndの頃の激ノイジーなWavvesが戻ってきた感じです。
もはやサーフィンとか何処へやら。

サイトをチェックしてみたら、これ配信とレコードだけっぽいです。
出来ればカセットとかで欲しい!

でもiTunesでも出るんで、それで我慢しよう。
配信開始は9月20日!!



The Big Pink - Stay Gold (PV)

Big Pinkの新作からPVキタ。



4ADのアーティストらしい耽美な世界観は残しつつも、ちょっとアップリフティングに
なったかな?この曲はシングルとしてリリースされるそーです。

Pitchforkの記事によると、アルバムの発売は来年らしいです。
果報は寝て待て(用法間違ってるかも)!

DJ Khaled - We The Best Forever


ようやく買いました・・・

DJ Khaledの新作。ド派手な打ち上げ花火。

ゲストはざっと挙げてみただけで、Drake・Rick Ross・Lil Wayne・Ludacris・Young Jeezy・
Waka Flocka・The Game・BustaRhymes等々。

よくもまあこんだけのメンツを集めたなと。オールスターゲームかと。
ただそれだけに、アルバムとしてのまとまりにも欠けてるような気がします。
4番打者が1~9番まで揃ってるみたいな。宮本とか井端みたいな選手も必要です!

(急に野球ネタになってしまった)

フックにオートチューンかましてる曲が殆ど。オートチューン苦手な人は間違いなくダメ。
ずっと聞いてるとクセになってくるんですけどね。ただ今作はやり過ぎ感。

でも、「I'm On One」「I'm Thuggin'」「My Life」辺りは名曲かなー。
「I'm Thuggin'」についてはWakaとAce Hoodが好きなだけですが笑。



2011年9月14日水曜日

ASAP Rockyって何者ですか

キテますねえ。
今年のComplexが選ぶ期待の新人15人にも選ばれてました。

個人的にはこの曲かな?ベタですが↓



YouTubeでいろいろ聞いてみたんですけど、全曲短い。2~3分くらい。

Datpiffみてみたんですが、アンオフィシャルなミクステが1枚あっただけなので、
紹介は今回はちょっと保留。

Rick RossとかAce Hood聞いた後にこういうの聞くと、これはもう突然変異だなと。
ラップのスタイルにもまだ成熟の予知があるっちゅうことでしょうか。

Complexの記事には、「Lil BからDiplomatsが好きな人まで」とか書いてました。
両方好きな自分はドンピシャということか・・・

こちらはSmoke DZAの新譜(まだ手に入れてない!)でフィーチャーされた曲↓



フックでいい味出してますね。

ちょこちょこ追っていきたいっす。

Black Lips + Bradford Cox(Deerhunter) = RAMONES「Do You Wanna Dance?」!!!!



Black LipsのライブにDeerhunterのブラッドフォード・コックスが参加、
なんと「Do You Wanna Dance?」をカバー!!

ブラッドフォード・コックスが完全にジョーイ・ラモーン笑。
髪の毛は自毛なのかな・・・

Black LipsとDeerhunterって確か同郷なんですよね。
こういう繋がりは面白い。楽しそうだなー。

「Do You Wanna Dance?」、最高の曲ですね。
日本のバンドだとNUMBER GIRLもカバーしてて、DVDに収録されてました。

緊張感のあるライブもいいけど、こういうパーティー!な感じも楽しいですよね。

2011年9月13日火曜日

9.11 新宿・原発やめろデモ!!!!!で12人逮捕

以下のニュース↓

読売新聞:脱原発デモで12人逮捕、機動隊員暴行などで

逮捕者として、ライターの二木信さんの名前があります。

二木さんは「Remix」「ele-king」などで、主にヒップホップについて原稿を書かれてました。
特定の集団に「ニキシン」とか揶揄されてましたが。

二木さんだけでなく、今回のデモで多くの方が逮捕されてしまった事は残念です。

今回はボクも参加してましたが、警察側からかなり挑発があったように思います。

デモの隊列を異常に引き離したり(その差10分近く)、先導車から高圧的な言葉をかけたり。
飛び入りの参加者を隊列に入れなかったり。逆に隊列から参加者を抜けさせなかったり。

そもそもデモのコースも、申請したコースから直前に警察の方から拒否されたようで。


左の写真は、デモのスタート地点からボクが
撮った写真です。

これ見て分かると思いますが、デモ隊よりも
警官の数の方が多いくらいでした。

震災から半年のタイミング、サウンドデモ、
場所は新宿、主催は「素人の乱」。

警戒するのも分かるのですが、行進していて
「これで果たしてデモンストレーションになって
いるのかな」と思う時もありました。

行進の途中に、警官に警備のやり方について
つっかかっている人も居ましたね。

まあ現場の警官に聞いても回答は返ってくる
訳は無いのですが。


逮捕の様子もYouTubeにアップされてました↓



うーん、これでは逮捕の取っ掛かりが何か分からないので、何とも言えませんね。

ボクが見た範囲でも警察への挑発と捉えられるような行動をとる参加者もいたので、
そういった行動がきっかけになった可能性は否定できません。

ただtwitter上では、逮捕された現場では「挑発的な行動はなかった」という旨の
ツイートも見られるので、真相は藪の中。

産経の記事によると「デモの隊列を広げた」ことが罪状になってます。
確かにこの旨の警告は、ボクも行進してて聞きました(んで隊列に戻った)。

ただ、これまでの素人の乱のデモでも同様の事態は発生してたと思うんです。
それなのに今回これだけの逮捕者が出た理由は何なのでしょうか。12人て。
ここはしっかりとした説明が欲しいです。

最後に一つ懸念があるのが、この逮捕でデモという行動自体が暴力的なもの・
いわゆる旧左翼的なものと同じと世間に捉えられてしまう可能性が高いことです。
デモを主催する人がいても、参加する人がいなくなってしまう。

ボクが見た限り、大多数の人はプラカードを掲げシュプレヒコールをあげて行進していた
だけです。暴力的な要素なんか全然なかった。めっちゃピース。

そしてこれは、脱原発デモだけの問題ではないはずです。

例えば政府が失策を犯しても、デモすら起こらない時代が来てしまうのでしょうか。
これが「テン年代」ってヤツなんでしょうか。池上さんにでも聞けば分かるのかな?

2011年9月12日月曜日

『猫のゆりかご』友愛会とスクール・カースト

最近『猫のゆりかご』を再読してました。

『猫のゆりかご』はアメリカの作家、カート・ヴォネガットの作品っす。

この作品のテーマの一つとして、「行きすぎた科学への警鐘」があります。

作中で、科学や知識にしか興味を示さない科学者による発明品を、その脅威を
十分に理解できない人間が扱うことにより、世界が滅亡してしまいます。
最近どこかで似た話を聞いたような・・・

とまあ、ここまで書いてきましたが、本題はこれではないです。。

作中に、大学の「友愛会」についての記述が幾つか出てきます。

最も印象的なのは、目当ての友愛会に入れなかったことが理由で女子学生が
自殺した、というエピソードですね。

この友愛会ですが、映画『ソーシャル・ネットワーク』に出てきた「クラブ」と同じですね。
主人公のザッカ―バーグがコンプレックスにしていたアレです。
確か「クラブ強迫症」だったかな?DVDを人に貸しててうる覚えですが。

『猫のゆりかご』が書かれたのは1963年なので、今から大体50年近く前です。
少なくともこの当時から、この友愛会(クラブ)によるスクール・カーストがあったようですね。

「リア充」「非リア充」とかいう言葉がありますが、今も昔もこの辺りは変わらないすね。

2011年9月11日日曜日

Main Attrakionz「Perfect Skies」とDestroyer「Kaputt」をvimeoで見てみる



Main Attrakionz「808s & Dark Grapes II」の中でも一番好きな曲のPV。
二人がラップしてるのを撮ってるだけで超シンプル。

vimeoって日本でイマイチ浸透しないのって何か理由があるんでしょうか?
日本語に対応してないとかありますが、画質キレイなんで好きです。

Curren$yとかJetlifeのアーティストはvimeo結構使ってますが、他はどうなんでしょう。
あまりvimeoへのリンクを見ることがボクは無いですね。

インディ・ロックだと、SuperchunkのMergeRecordsは使ってます。
これは今年ヒットしたDestroyerのPV。



PVは出来れば、YouTube+vimeoに上げてもらうのが有難いす(ぜいたく)。

「iPhoneでも見れたらもっといいのになー」と思ったらありましたね、iPhone用アプリ
完全にリサーチ不足!!

レビューの評価は低いですが、ビデオを見るだけなら全然問題ないです。
ただwi-fiがない環境だと厳しいかも(これはYouTubeも同じですが)。

改めてiPhoneで見てみましたが、やっぱりキレイ!

2011年9月10日土曜日

Evidence(Dilated Peoples) - You (prod. DJ Premier)

Sick Teamのアルバムにも参加したEvidence(Dilated Peoples)、ソロ作からの先行曲アップ。

プロデュースは、“Primo” DJ Premier!きゃー!!



ラップもキレキレ、ビートもこれぞプリモって感じでヤバヤバい。

PVもスタイリッシュで格好いい。洒落てるなー。

後半プリモとのスタジオワークの映像が入って来て、一瞬ギャングスターのエンブレムが
映る所は完全にファン発狂(&号泣)。

アルバムの発売日は9月27日、これは要チェック!

2011年9月9日金曜日

【レビュー】OKAMOTO'S - 欲望

OKAMOTO'Sのメジャー3作目。

日本の若手バンドの中では、ズバ抜けて好きなバンドです。

R&R・ガレージ・サイケ・ファンクなど60~70年代の音楽からの影響を強く感じます。
おそらく全員がかなりの音楽マニアで、音源でもライブでもカバーをやったりします。
日本のバンドでは珍しいですね。

特にライブが最高で、まだ皆20歳そこそこなのに演奏が抜群に上手い。
ステージパフォーマンスも激しく、ボクは「日本のハイヴス」と勝手に呼んでます。
今年のフジロックでも、2日目の朝から大いに盛り上げてました。

今作ですが、これまでのアルバムと基本的には変わりません。
構成としては8曲目「ハーフタイムショウ」を挟んで前半・後半に分かれるような形ですが、
昔ながらのLPのA面・B面を意識した作りでしょうか。

前半はレッチリ「Give It Away」(ほぼ完コピ!)や、ファンク~ブルー・チアーばりの
ヘヴィ・サイケになだれ込む「ハマ・オカモトの自由時間」などありますが、メロ重視の
曲が続きます。正直ここはちょっと退屈。岡村ちゃんのカバーもイマイチ。

エンジンが掛かり始めるのは、激ファンキーなジュリー「カサブランカ・ダンディ」のカバーから。



ここからファンクとR&Rを行ったり来たりの完全歩行者天国状態。
調子のいいファンク「オ・マ・エ」から、コステロのカバー「Pump It Up」のノリノリR&Rまで。

Voのショウ・オカモトは、歌い上げるよりもシャウトしてる方がセクシーで格好いいすね。

そして最後の「Future Eve」ですが、まさかのエモ!完全に新機軸!
これは完全に狙ってきましたね、こいつら売れようとしてます。

これまでの路線を維持しつつも成長もしっかりと見せ、尚且つ新機軸も披露。
ボク的には文句なし。その上まだ若い!

このままやりたい放題やってほしいですね!

2011年9月8日木曜日

BOOTSTREET 渋谷店の閉店に寄せて

BOOTSTREET・渋谷店が、8月末日を以て閉店とのこと↓

渋谷店閉店のお知らせ(BOOT STREET - Official Blog)

また渋谷・宇田川町からレコ屋が消えていきました。
この流れはもう止まらないでしょう。

日本のレコード文化の中心は、もう既に渋谷ではなく西新宿だという話もあります。
渋谷に行っても、キャッチやギャルやサラリーマンしか居ませんからね。

自分は地元が田舎なのですが、東京に出てきた理由の一つがレコ屋に代表されるような
都会のカルチャーに直に触れたい、というものでした。

まさか上京して5年、宇田川町がここまでひどい状況になるとは想像していませんでした。

CISCOと渋谷HMVはなくなり、warszawaは下北へ移転。
タワー、ユニオン、レコファンもいつまで持ちこたえられるか。

レコード・CD→データへの移行よりも、そもそも音楽に興味がない人が増えているのでしょう。
または音楽にお金を払う価値を見い出せない人。

「ネットの方がいろいろ掘れる」という人もいますが、ネットには断片的にしか情報はありません。
またその情報も、特定のベクトルに偏った情報です。

そうした情報をまとめるメディアがネットにあれば問題ないですが、今の所はありません。
音楽雑誌なんていうものは、とうの昔に滅びてしまったように思います。

レコ屋は、ボクにとっては勉強の場であり、インスピレーションを得られる場でした。
偶然の出会いやスタッフとのやり取り、またレコードやCDに囲まれている時のフィーリング。
今でも、レコ屋にいる時に一番幸せを感じます。

それはAmazonのレコメンド機能やiTunesに並べられたジャケットを眺めるだけでは
得られないものです。

それでも、やはり時代の流れには逆らえないでしょう。
特にもう既に顧客のニーズに応えられない大型店舗は、早晩無くなるでしょう。
マニアや好事家を相手にした店舗は、生き残ることが出来るかもしれません。

ボクに出来ることは、出来る限り店舗に赴いてCDやレコードを買い、店舗の営業を
(焼け石に水かもしれませんが)支えるくらいです。

それでもやらないよりはましでしょう。

webストアやメールだけで完結してしまうなんて、文化の消失以外の何物でもないと思う。

【レビュー】The Rapture - In The Grace Of Your Love





















ラプチャーがDFAに戻っての4作目。

プロデューサーはDFAの2人!ではなくCassiusのPhilippe Zdar(読み方が分からない)。
話はそれますが、もうDFAの2人のコンビは見られないのでしょうか・・・。

一聴して分かりますが、2ndのポストパンク臭はもはや皆無。
3rdの路線を継承・強化した形です。

シンセが強調されたニューロマの影響が色濃い楽曲があったりしますが、
この辺Friendly Firesの2ndと似てますね。

完全に2ndや「House Of Jealous Lovers」の時期とは別のバンドと考えた方が良いかも。
最後まで変わらなかったLCD Soundsystemとは真逆ですね。

メロディは抜群にポップで、前編に渡ってルークがとにかく歌い上げる。
アルバム前半のハイライトであるタイトル曲「In The Grace Of Your Love」は強烈!
ルークのファルセットが炸裂してます。

中盤少し息切れしますが、最後の2曲は名曲。

「How Deep Is Your Love?」は、タイトルからも想像できる通り、デトロイトテクノ・ハウスな
ピアノのフレーズとハンドクラップが印象的。

そしてラストの「It Takes Time To Be A Man」、これはまさかのソウル!
意外な締め方に度肝抜かれました。

月並みな言い方をすると、ラプチャーに実験的な要素を求める人を突き放し、
ポップな要素を求める人を惹きつけるアルバムだと思いました。

前述したようにニューロマ・デトロイトテクノ・ハウス・ソウルなどの影響を感じさせる
複合的な音を出しつつも、印象として残るのはそのポップさであると。

ただ、そもそもラプチャーが実験的なバンドだったかと言えばそうでもないので、
3rd~今作でこのバンドの本質が露わになったと捉えるのが正しいと思います。

DFAの2人との共同作業のような所もありましたし、「Love Is All」のようなどポップ曲も
ありましたしね。

個人的にはラストの曲に至った時のカタルシスが最高すぎます。
もっとこの気分に浸っていたい、と思える傑作です。

2011年9月7日水曜日

Insane Clown Posse With Jack White and JEFF the Brotherhood - Leck Mich am Arsch

ジャック・ホワイトがヒップホップをプロデュースしたという曲、聞いてみました。






















Pitchforkによると、元々は空港でICPのメンバーがジャックに声をかけて、
ちょろっと交流したことが発端みたい。

でその後ジャックがICPのサイトで音源をチェックしている内にコラボが決定。
(ジャックはICPについて「幾つかは最高、幾つかは理解できない」と評価)。

実際の音についてですが、トラックは生バンドを使っています。
ジャックらしい激しいドラム・ギター。

ただ、ラップのトラックとしてはかなり歪…

ブレイクビーツっぽくまとめているのですが、いかんせん音が太すぎるし、
ファンクでなくやっぱりロックになっちゃってます。

もろに「ジャック・ホワイト」印な音ではあるのですが。

なのでラップがトラックに上手く乗り切れず、ちぐはぐになっちゃってます。
かなり変てこりんな感じの仕上がり。

「Seven Nation Army」みたいなトラックなら面白いかも!と思ったのですが、
そんなには上手く行きませんね。

Cam'ron & Vado - Boss Of All Bosses 2.8: Road To 3.0

Cam'ronのmixtapeシリーズの第2.8弾(?)。
アンオフィシャルで2.5というのもありましたが、今回はオフィシャル。

タイトル見る限り、3.0が出るまでの繋ぎでしょうか。
「早いとこ3.0出せや」との声もあちこちで聞こえますが。

ボクはDipset、お祭り感があってド派手なとこが大好きです。
ラップもかっちょいいし!

Dipsetは再結成に新作、映画もありますし、ファンにはたまりませんね。

2011年9月6日火曜日

キャットウーマンのビジュアル解禁・・・ってあれ?

シネマトゥデイに以下の記事↓

『ダークナイト』続編、キャットウーマンのビジュアル解禁!
ネコの耳ナシ、アン・ハサウェイのスーツ姿!


期待してみてみたんですが、この画像もう既に公開されてたやつだし。
記事も一応全部読んでみたのですが、新しい情報皆無でした。

シネマトゥデイ仕事しろや!

The-Dream - 1977


The-Dreamがフリーで発表した「1977」。

本人は「mixtape」ではなく、あくまで「free album」と言ってます。
ゲストではBig Sean、Casha、Pharrelが参加(豪華!)。

これは傑作。個人的には前作「Love King」より格好いいです。

どうやらデフジャムとの契約で揉めている間に、次のアルバムまでのファンサービスとして
このアルバムをフリーで出すことにしたようです。

デフジャム側はあまり快く思っておらず、阻止しようとしたみたいですが。
ちなみに、次のアルバムのタイトルは『The Love, IV (Diary of a Mad Man)』らしいです。

これまでのアルバムと比べると、センチメンタルで悲しげな曲が多い印象。
前作の「YAMAHA」みたいなアッパーな曲はなし。

Pitchforkのインタビューを読んでると、これまでのアルバムよりも歌詞に重点を置いた
みたいです。それが曲やプロダクションにも反映されたのでしょうか。
ゴシップ→奥さんとの離婚についての歌詞もあるようです。対訳が欲しい。

他のアーティストにも曲を提供して、次にまたアルバムを12月に用意していて、
尚且つフリーで発表したのがこのクオリティのアルバムなわけですが・・・
どうやら、12月までにもう1枚フリーのアルバムを出すとか。

なんちゅうハードワーク。

2011年9月5日月曜日

音源発売前のストリーミング・フリーDL

今年フジで来日して最高のライブを見せた(らしい)Wilcoが、新作『The Whole Love』の
全曲無料試聴をオフィシャルサイトでやってました。















24時間限定だったそうで、完全に乗り遅れた・・・

これに関連してライターの高橋健太郎さんが、
「今や全曲試聴は当たり前。その上で音源買わせてこそレコーディングアーティスト」
というような旨をtwitterで発言してました。

確かに、もっともだと思います。

昔通っていたレコ屋の店長が「買う前に試聴できないのはおかしい」とよく言ってましたが、
これも論旨は同じですね。

要は「内容が分からないのに買うバカはいないだろう」と。

その考えでいくと、最近RAPのアーティストがフリーで音源を流した後にCDやレコードを
売るのは実に理に適ってますね。
どこまで本人達が意識的かはよく分かりませんが。

日本でも今後広がっていくでしょう。

Budamunk - Smoke Deep EP

BudamunkのフリーEP。タイトル通りモックモク。
この人のトラックはラップが乗ってない方が個人的に好みです。

このEP。PUNPEEがRTしてたんでチェックしたんですが、3月に出てたんですね。
全然知らなかった(恥)。



ダウンロードリンクはこちら

しかしBandcamp便利だなー。
次々音源の配信サービスが出てきてるけど、どれが生き残るだろう。

2011年9月4日日曜日

Lil Wayne - Tha Carter IV





















ようやくゲット。

海外のサイトではそこまで高い評価は得ていないようですが、それでも格好いいです。
もはや盟友Drakeをフィーチャーした「She Will」や、PVが最高(重いけど)「How To Love」
など聞きどころは十分。捨て曲なし。

それでもやっぱり「6 Foot 7 Foot」に尽きます。ラップというよりは呪文のような、
幻術的なライム。最高すぎます。

アルバム全体でコンパクトにまとまってるのも好み。

あと気になるのは、「It's Good」でJay-ZをDisしたと言われてるリリック。
これは詳細な解説記事求ム。

しかし巻き込まれたJadakissとDrakeはいい迷惑笑。

「Watch The Throne」買うぐらいなら断然こっちでしょう!

2011年9月3日土曜日

今年の野外フェスは呪われてる?メタモ中止

メタモルフォーゼ、中止↓

METAMORPHOSE 2011 開催中止のお知らせ

FREE DOMMUNEに続き、今年は野外フェス受難の年ですね。

twitterのTL見てたら、悲しみの声が次々と・・・。

台風来てますし、ヨーロッパのフェスの事故とかを考えると
この判断は賢明かと思います。

MAYURI姐さん無念。

しかし払い戻しの有無についてツイートしてる人がかなり居ましたが、
なんでしょうねこのモヤモヤ感。

運営側の不手際で開催できない・入場できない、というのなら理解は出来ますが。

そもそも野外でフェスを行う事自体、天候などのリスクがある事は、
FREE DOMMUNEの中止で十二分に分かっていたはず。
あと第1回のフジロックとか。

現時点ではまだグレーですが、今回は払い戻しが無くてもしょうがないかな、
と個人的には思います。

あとフェス中止→損得勘定→「払い戻せや!」みたいに瞬時にスパッと思考を
切り替えられる人は、非常にビジネス向いてると思います。

Amy WinehouseのYouTubeコメント欄が炎上、犯人はTyler?

またまたタイラー。

タイラーがtwitterで「彼女の曲で一番のお気に入り」とエイミー・ワインハウスの
ビデオを紹介しました↓



ここまでは良かったのですが、このビデオを見たタイラーやOFWGKTAのファンによる

「OFWGKTA」「Free Earl」「GOLF WANG」

などエイミー自身に関係ないコメントで、現在コメント欄が埋め尽くされています。

「This is amy's video not tylers...」

というコメントがありましたが、ボクも完全に同意です。

エイミーのファンがこのコメント欄を見て、どう思うか。

Tyler,The Creator テクノブレイクに興奮

今週こんなニュースがありましたが↓

ノンストップで42回、マスターベーションをおこなった16歳の少年が死亡―ブラジル

ちょっと前に話題になった、所謂「テクノブレイク」ってやつですね。
ニュースには載ってないんですが、死因は何になるんでしょうか。

「一晩中」「42回」ってのも凄いですが、それをネットで配信してたってのがもう狂気的。
一体何が彼をそこまで・・・。

で、昨日このニュースに対してOFWGKTAのタイラーがツイートしてました↓


かなり意訳すると、

「マスかきすぎて死んだヤツが居んのか。バカだけどスゲエよな、マジでワイルドだよ。
マスかいてる最中死ぬとかなんだよ!」

みたいな感じでしょうか。

こういうツイートを見てると、タイラーも(良い意味で)20歳そこそこの少年なんだと
しみじみ感じますね。

そういえばサマソニで来日する際に、こんなツイートもしてましたね↓


アイスクリームとオモチャ(フィギュアかな?)とか、カワイイ。
「Bukkake Films」は買えたんでしょうか。

2011年9月2日金曜日

ABC(Air Bouryoku Club)



















格好いい!

ドラムやベースの音はUSものとかとあまり変わらないのに全然別物に聞こえるので
何が違うのかなーと考えてたら、上モノが全然違う。

メロディアスなシンセとか生楽器のループじゃなくて、ノイズとかシンプルなSEが
執拗に反復される。調性がなくなるので、無機質で金属的な感じになる。
インダストリアルとか、ノイバウテンとか引き合いに出したくなる。

ラップもぶっきらぼうで流麗なフックとかは一切なしなハードコアラップ。
スピットスタイルと抑えたクールなスタイルの2MCのコンビネーションも抜群。

聞いてて頭を殴られてるような、名前通り音楽という名の暴力。
今年の日本語ラップではERA「3 Words My World」に並ぶ傑作かと。

2011年9月1日木曜日

Facebookをやってはいけない?

昨日こんな記事が出てたんですが↓

人事担当者はチェックしている! 就活学生がFacebookをやってはいけない理由

アメリカでは、Facebookへの投稿からその人の未来予測をする企業まであるそうで。
さすがアメリカさんやで(白目)。
That's 隙間産業。

でも基本的にウォールって、プライバシー設定でフレンド以外は閲覧出来ないようにすれば、
第三者が未来を予測もクソもないはずなんですが。どうなんでしょう。

それとも、アメリカではウォールは基本全公開とか?
どんだけオープンな国だっちゅう話。

記事にもありますが、こうなるともはや監視ツール。

まず日本でFacebookって流行ってるんですかね?という疑問もありますが。
登録してる人は増えたとは思いますが、積極的に利用してる人はまだまだ少ない印象です。

まあ「知り合いかも?」の欄に嫌いな上司が出てきた時点でFacebookを楽しむ事を
諦めたボクには、あまり関係ない話ですが。

あとこんな記事も↓

ソーシャルページが作成できる「mixiページ」、ネット全体公開も

迷走ぶりがハンパないですね。

S.L.A.C.K. & CES2 - Fade Out


昨日YouTubeにアップされてました。アルバムからの先行曲。

てかS.L.A.C.K.アルバム出すんですね、知らなかった(恥)。
USのトラックメイカー・CES2と今回はタッグ。
高田音楽製作事務所から出てる音源ってジャケが全部手書きイラスト
だったんですが、今回は違うんですね。

S.L.A.C.K.のコラボレーションでいうと、正直Sick Teamには
あまりはまらなかったんですが、今回は期待できそう。

個人的にS.L.A.C.K.のフロウは、割とストレートなトラックに乗った方が
映えると思ってます。というかフロウを際立たせるようなトラックか。

Sick TeamはビートがStones Throw系のトラックを更に捻ったような
変則的なものだったので、あまりのれなかった。
捻り過ぎてよく分からん、みたいな。

逆に、SEEDAの前作の時にFreeDLで配信された「No One But Us」LIKEな
今のUS直系のトラックに乗った時のS.L.A.C.K.は無敵だったと思います。
またこういうビートでやって欲しいですね。

PVに関しては、S.L.A.C.K.がサングラスかけると完全にサンプラザ中野なのと
またPUNPEEがちょい出てるのが気になりました!