2011年12月30日金曜日

『サウダーヂ』、stillichimiya『莫逆の家族』


仕事納めの後にようやく観てきました、『サウダーヂ』。
期待通り・評判通りの最高の映画でした!

都市と地方の格差、貧困、移民、そしてナショナリズム。
この映画に出てくる問題のどれもが自分がずっと意識
してきたことで、この映画のおかげで認識できたという
わけではないですが、こうして「映画」という形で映像に
なると痺れますね。地方出身者の自分が見てきたこの
国の暗い部分が、色んな人(海外含む)に可視化される
と良いなと思います。この映画は全然オーバーじゃなくて、
ホント地方はドン詰まりなんです。「I hate money」だけど
「I want money」。

んでこれらの問題を扱う映画で、以前から同様の表現を
してきた日本のラップがフィーチャーされるのは、必然と
いえば必然。主演の一人、stillichimiyaの田我流は完全
に本職の役者を食ってました。そのstillichimiyaから、
映画のスピン・オフ的な曲「莫逆の家族」。映画の後で
観るのがおススメ。



『サウダーヂ』はこれから順次全国公開で、且つソフト化する予定は無い(マジで)みたいなので、
是非映画館に足を運んでください!個人的には洋・邦含め今年の映画No.1です。

それでは皆さん、よいお年を。

2011年12月28日水曜日

Smoke DZA - SweetBabyKushedGod





















Smoke DZAから豪華なクリスマス・プレゼント、キター!!

9曲入りのEPですが、内容はかなり濃い口。Lex LugerやFlying Lotus(!)プロデュースの曲
があったり、Jay-Z『The Dynasty: Roc La Familia』の「Intro」と同じネタを使った曲があったりと
クリスマスにふさわしい意外性!ちなみにFlying Lotusのトラックはこれまでの作品とは雰囲気
の違う、コズミック感のないトラックでした(格好いいけど)。これまた意外。

そして、『Rolling Stoned』でA$AP Rockyがフィーチャーされてた「4 Loko」のREMIXがヤバイ。
A$AP Twelvy→Danny Brown→Killa Kyleon→Freeway→Smoke DZAのマイクリレー!
なかでもDanny Brownがぶっとんだラップかましてます。この人は客演で出ると強烈に印象に
残りますね。このREMIXのためだけでもDLすべし。

2011年12月26日月曜日

SALU - Before I Signed





















SALUからのクリスマス・プレゼント=Mixtape。
こんな風に季節やイベント毎にミクステやフリー音源がリリースされてるのを見ると、日本の
状況もUSに追い付きつつあるのかな、と感じます。

来年発売予定のBLプロデュースのアルバムからの曲を聞いた時は正直失望しましたが、
このミクステはバッチリ!最高の出来です。はっきり言ってボクはリリックの内容にはあまり
興味がなくて、どんだけ刺激的な「音」としてラップしてるか、ってのを好きなラッパーの基準
にしてます。ついでにリリックが面白ければよいな、くらい。その点このミクステでのSALUは、
完璧に期待に応えてくれました。変幻自在な妖怪人間フロウ。やっぱこれでしょ!

トラックは全てビートジャック。E-40の「That Candy Paint」はボクが大好きな曲なので、使って
くれたのはなんか嬉しかった。んで思ったんですが、この前のBLプロデュースの曲よりもこの
ミクステの方が断然SALUのラップが活き活きと聞こえます。BLのトラックやビジョンに縛られる
のはあまり良くない気が・・・。幅広いビートの上でラップするSALUを聞きたい!

2011年12月25日日曜日

ISSUGI & DJ SCRATCH NICE - WHERE OWN WONDER





















前のエントリーで書いたようにPRESIDENT HEIGHTSが大好きなボクですが、DOWN
NORTH CAMP周辺の音源をリリースしてるDOG EAR RECORDSも大好き!

DNCはもう完全に独自路線を突っ切ってますね。90's後半~00's前半くらいのUS西海岸
アンダーグラウンドのサウンドがしっかり軸にあって、そこからブレない。流行やムーブメント
からは遠い所にいるけど、出してる音はタイムレス。「良いものは良いんだよ!」って感じ。

そんなDNCからのおNEWなSHIT(←この言い回しやりかった)は、ISSUGIとDJ SCRATCH
NICEによるMixtape。新曲や『The Joint LP』『Sick Team』など過去音源からの曲にプラス、
RAEKWONやPRODIGY等の曲をMIXしてる。ここでも軸がブレないから、違うアーティストの
曲が入ってきてもしっくりくる。「ラップ」というよりは「ヒップホップ」、これぞDNC。個人的には
「The Joint」のBLENDがかなりお気に入りです。クラウド・ラップやチル・ウェイブを追っかけ
てる人も是非聞いてほしい!

2011年12月24日土曜日

French Montana, Juicy J & Project Pat - Cocaine Mafia





















この間Waka Flockaとのミクステを出したばかりのFrench Montanaですが、今度はJuicy J・
Project Patとのミクステを発表。その名も『Cocaine Mafia』。コケイン・マフィア・・・。
ジャケのProject Patは一体何を掘っている・・・スコップて・・・。

正直Waka様とのミクステは微妙でしたが、こっちは良い!トラックはもろにThree Six Mafiaな
感じなのでどうかなーと思ってましたが、French Montana、結構上手いことハマってます。
この人が作るフックはポップで好きですね。トラックのクレジットがないんですが、Juicy Jかな?
もうタイトルの通りゴリゴリに悪いノリで押して押して押しまくる。これがコケイン・マフィアだ!!
あと1曲、Gucci Maneの咆哮をサンプリングした曲があってウケた。これもコケイン(以下略

2011年12月23日金曜日

DJ BISON - President's Sour




















ボクお気に入りの日本のヒップホップ・レーベルの一つに、CIA ZOOのTONO SAPIENS率いる
「PRESIDENT HIGHTS」があります。最近だとNEO TOKAIからYUKSTA-ILLのソロ、あと忘れて
もらっちゃ困る、INGLORIOUS BASTARDS「INGLORIOUS LP」。所謂「日本語ラップ」のシーン
への距離感が絶妙。出してる音も好み。

そのPRESIDENT HIGHTSからの、ヒップホップMIX。Curren$yやSir Michael Rocksなんかから、
Gucci ManeやJ.Coleまで。これまた自分のツボ突かれまくりの選曲。90'sのMIXが結構出てる
中で、PRESIDENT HIGHTSらしいMIXだなあと一人納得。エディットとマスタリングにBushmind、
TONO SAPIENSもシャウトで参加してます。特典でついてきたキーホルダーがカワイイ。

2011年12月22日木曜日

Snoop Dogg & Wiz Khalifa - Mac and Devin Go To High School





















SnoopとWizが主演している映画のサントラ。この映画、日本で公開しないんですかねえ。
映画の内容ですが、Wizが優等生でSnoopが劣等生(ただしモテモテ)役の学園モノ。
「Snoopが高校生なんてムリあるだろ」と思ってたら、「10年留年中」って設定らしいです。
なるほど・・・って、いやこれもムリあるだろ!バカ映画過ぎてめっちゃ見たいわ。

んでサントラの方ですが、正直舐めてました。今年出たSnoopとWizのどちらのソロよりも
好きです。この2人は相性バッチリやな。おまけにCurren$yをフィーチャーした曲もあり、
完全にオレ得状態。リードシングルで今年ブレイクしたBruno Marsをフィーチャーした曲
「Young, Wild & Free」もキャッチ―で良いです。もっと話題になっても良いかなって1枚。

2011年12月19日月曜日

Gucci Mane & V-Nasty - BAYTL





















お務めから戻ってきたGucci Mane+Kreayshawn率いるクルー「White Girl Mob」所属の
フィメールラッパー、V-Nastyのコラボアルバム。Gucciがフード被ってる・・・。

これ、タワレコで試聴した時に「ちょっと微妙かなー」と思ってThe Black Keysの新譜と迷った
挙句、最終的には買ったんですが。やっぱりもう一つでした。。

1曲を除いてBrick SquadのZaytovenがプロデュースしてて、且つフックの部分は殆どGucci。
なので2人のコラボアルバムというよりは、GucciのソロにV-Nastyが参加、といった感じ。
せっかく今が旬のラッパーを迎えてるんだから、もっとフィーチャーしてあげて欲しかったです。。
V-Nastyについては、「XXL」のレビューコメント欄を見てると「コイツはワックだ!」みたいなコメで
溢れてましたが、ボクは好きです。ラップに勢いあって格好いいじゃん!

ちなみに2曲、Slim Dunkinが参加してます。Brick Squadのラッパーの中ではWaka様の次に
好きなラッパーでした。特に「Twin Towers 2」は大好きです。これが最後の公式音源になるの
でしょうか。残念で仕方ない。

R.I.P. Slim Dunkin

2011年12月18日日曜日

PUNPEE - KoЯn

PUNPEEが、UMBリベンジ大会用に作ったビート。ホントにKoЯnまんまやん笑。



PUNPEEとボクは同い年なんですけど、こういうネタのチョイスに親近感湧きますね!
中学~高校の頃、こういうヘヴィ・ロック流行ってました。LIMP BIZKITとかSLIP KNOTとか
Deftonesとか。Papa Roachなんていう、正に「時代の徒花」的なバンドいたなー。
クロノ・トリガーをサンプリングした時にも同じ事を感じました。

しかしこのビート、誰にも選ばれなかったのか・・・。何となく雰囲気は、いかにも「バトル」な
ビートだと思うんですが。Machine Gun Kellyとかがラップしたらすごい合いそう。でもそしたら
まんまLIMP BIZKITになっちゃうか。

ECD - ベビーカーとプラカード

昨日、渋谷の脱原発デモに行ってきました。「収束宣言」とこれが年内最後のデモという事も
あってか、いつも以上の人、人、人。あまりに人が多すぎて、デモの隊列が2つに分けられて
しまったのは残念でしたが。

今回のデモは、沿道から今まで以上にポジティブな反応を得られたのが心に残ってます。
特にママさん達からの反応が多かったような。表参道で若いカップルや、キレイめな格好の
女性が飛び入りで参加してくれたのもグッときた。デモの敷居は、高いようで意外と低い。

毎回デモに参加してたECDは、今回は仕事か何かの都合で参加できなかったようです。
その代わり、soundcloudにラップをアップしてくれてました。タイトルは「ベビーカーとプラカード」。
 

男女 子供大人
失業者 ハードワーカー
暇持て余してるわけじゃない
今やらなかったらあとがない
こいつらがきっと
こいつらがきっと
こいつらがきっと
止める原発

2011年12月17日土曜日

RAU DEF - "Put It In Your Mouth" Freestyle

RAU DEFのフリースタイルがsoundcloudにアップ!
   
BiSってアイドルがスペシャの企画で「DiS」って名前変えて他のアイドルと一緒にRAU DEFを
DISしたみたいで、それに対するアンサーのようです。「みたい」とか「ようです」って言葉を使って
るのは、肝心のDiSの曲を聞いてないからですっ。こういうのが出てるってのは知ってたんですが、
どうもその時期にいわゆるラップ・ゲームにあまり興味が持てなくてスルーしてました。SEEDA&
OKIの「TERIYAKI BEEF」オマージュらしいですね。まあ、多分今後も見ざる・聞かざるですけど。

ただこのRAU DEFのフリースタイルはさすが。いつもよりトーン抑えめのラップが格好いいすわ。
最後の「世も末だぜIDOLがBlowJob」ってのはパンチラインですね。「BlowJobとは何ぞ」って人は
ググってください。ラップとBlowJobをかけるとか、RAU DEF。マジでya10mon!

相手がアイドルなんで勝ち負けもクソもないですが、RAU DEFが本物だってことは証明されまし
たね。何かototoy関係の人がこの企画持ち込んだらしいですけど、自分で正々堂々とビーフなり
何なりすりゃ良かったんじゃないでしょうか。

SALU - Taking a Nap (Pro by BACHLOGIC)



BLことBachlogicが新たにレーベル、「ONE YEAR WAR MUSIC」を立ち上げるそうで。
んでそのレーベルのリリース第1弾が、今注目の若手ラッパーSALU。
SALUのアルバム『IN MY SHOES』からのファーストカットが、この「Taking a Nap」っす。
プロデュースは当然Bachlogic。結論から言うと、物足りない!全然物足りない!!

SALUのラップスキルはばっちりだけど、もっとイカれたリリック書けるっしょ。KYN・QNと
演った曲みたいなの出来るでしょ。これじゃ『BREATHE』以降のSEEDAと同じ。
あとBachlogic。これがレーベルからの1発目のトラックでいいの?PUNPEEとかCherry
Brownのが面白いトラック作ってるよ。意地見せてほしいな。

アルバム聞くまでは分かんないけど、こんな感じで全曲Bachlogicプロデュースでやるなら
残念な結果になりそうな予感。レーベル第1弾なんだから、スゴイの頼むよ!

関連エントリーSALU - Before I Signed

2011年12月16日金曜日

Bushmind - Graze The Sky





















Bushmindが代官山のインポートショップ「Kwanzaa」とコラボしたMIX。
Kwanzaaは、ERA「TWO HOURS」のPVに出てた場所らしいです。知らんかった!

ヒップホップやソウル・R&Bからレゲエまでセレクトされていて、ジャケの通りカラフルというか
トロピカルな感じのMIXになってます。DOMMUNEでテクノをかけた事もあるし、この振り幅が
この人の魅力ですね。Bushmindは自身のアルバムでもそうですけど、普通のヒップホップの
DJやトラックメーカーとは違う独特な感覚があって大好きです。

今年の冬は、このMIXで寒さを乗り切る。あとパーカーとダウンジャケット。

2011年12月14日水曜日

Green Butter - Get Mad Relax





















Budamunk + mabanua = Green Butter。
これで今年、驚異的に多作だったBudamunkのリリースは一段落(のはず)。

Budamunkがベースとなるビートを作って、そこにmabanuaによるギターやピアノ、シンセ
等々の楽器を乗せた感じでしょうか。ヒップホップのビートとも違うし単純なバンド演奏とも
異なる、独特の粘っこいグルーブの有機的なサウンドになってます。例えるならMadlibが
変名でやってる「Yesterdays New Quintet」に近いすね。そういえばiTunesのジャンルも
「Jazz」になってました。

ZAZEN BOYSの向井秀徳風に言うと、「アーバン」な雰囲気が全体に漂ってます。中でも
女性Voのmimismoothを迎えた「Mourning Green」はかなりお気に入り。大人な音だね!
ぶちアガるような瞬間は無い代わりに、最初から最後までずっと心地よい気分にさせてくれ
ます。シャレオツなカフェやアパレル関係にお勤めの方、店内のBGMにどうでしょ。

2011年12月13日火曜日

Ace Hood - The Statement 2





















ハッスルハードなAce Hoodより、『Statement』シリーズの最新作。
ジャケが怖い。髪型も相まってますますプレデターみたいに・・・。

マイアミのプロダクション・チーム、The Renegadesがほぼ全面プロデュースしてますが、
Ace Hoodのパワフルなラップと相性ばっちりで最高!何となくJ.U.S.T.I.C.E. Leagueに
似てるなーと思ってたら、本人達はやっぱり影響受けてるみたいですね。こういう不穏な
雰囲気のトラック、超好みです。
あと「Intro」のDJ Khaledによる某超名作映画のテーマ曲をサンプリングしたトラックが、
近年稀にみるアホっぽさでテンション上がります。

客演では「はっ!」の掛け声(?)でおなじみのRick Ross、Busta Rhymes、この前メジャー
デビューしたYelawolfに、最近引っ張りだこで注目度抜群の2 Chainz。ホント至る所に出没
してますね、2 Chainz。ただ自分、まだあんま良さが分かってないっす・・・。

全12曲(+ボートラ2曲)と短めですが、その分かなり引き締まった内容でおススメです。

2011年12月12日月曜日

DELI - Don't believe the Hype !



「Don't believe the Hype」=Public Enemy

Public Enemy No.1=TEPCO

「嘘やまやかしを信じるな」

2011年12月9日金曜日

Moment - Joon Is Not My Name





















Momentの待ちわびたミクステ、ハイ来た!来たよ!!
ジャケ写クリックでDL先へ飛べます~。

トラックはほとんどがビートジャックなんですが、Drake「Headlines」や定番のYoung Jeezy
「Dreamin'」からK-POPの2NE1(!)まで幅広いチョイス。これまでにYouTubeで発表され
てた曲も収録されてるので、「オレMoment聞いた事無いんでー」って人も、このミクステを
聞いとけば問題無し。

今まではYouTubeで1曲ずつブツ切りでしか聞けなかったけど、ミクステって形でまとめて
聞くとやっぱホントいいなー!韻踏のeroneがツイートしてたけど、パンチラインてんこ盛り。
言葉がつるつる耳に入ってきて気持ちいいわ。これが2011年のラップ最前線!

つうわけで『Joon Is Not My Name』、傑作です。
普段ラップ聞いてる人は当然のことながらマストですよ。聞いてない人も聞かんとあかんよ。
来年はJPRAP.COMと組んでリリースあるようなんで、こっちもかなり期待してる!

2011年12月8日木曜日

Jet Life - Jet World Order





















Curren$y率いる「Jet Life」のレーベルコンピ。

全13曲中Curren$yは4曲、Smoke DZAとFiendは1曲のみ。Sir Michael RocksはJet Life
入りがRECに間に合わなかったのか、不参加。そして何故か、Trademark Da Skydiverと
Young Roddyは全曲に参加してる笑。トラックリストだけ見ると、この2人のアルバムみたく
見えるな。個人的には、もうちょっとSmoke DZAのラップが聞きたかったですね。

ただレーベルコンピとしてはかなり上出来。スモーカーのモクモクな、クラウド・ラップとは
また違った弛緩した雰囲気が全編に漂ってます。これぞ「Jet Life」という感じ。モクモク。
あと、やっぱりCurren$yが出てくると一段と曲が締まるというか。さすがクルーの長。
ラップ聞いてチルするにはもってこいの1枚ですな。モクモク。

2011年12月7日水曜日

V.A. - Bangs & Works Vol.2: the best of chicago footwork





















Planet Muからリリースの「ジューク/フットワーク」というジャンルのコンピレーション第2弾。
少し前からジャンル名は知ってたのですが、今までスルーしてた事を激しく後悔。これはスゴイ!
このジャンルの定義や成り立ちについては、Planet Muの主宰であるマイケル・パラディナスの
ele-kingでのインタビュー記事を読むのが早いかと。BPM160近くのベース・ミュージック!

このジューク/フットワークの何が格好いいって、ダンスバトルから発展したことも影響してか、
とにかく衝動的な所。暴力的で荒々しい!90年代前半に誕生してから、ここまでプリミティブな
形を残したまま発展してきたっていうのはホント貴重。大抵のジャンルは時間が経つにすれ、
こういう荒々しさみたいなものは無くなっていく(逆に洗練されていく)はずなので。

あとYouTubeで「juke footwork」で検索して色々と引っ掛けてみるのもかなり面白いです。
みんな「何だここ?」みたいなクソ狭い場所でバトルしてて、非常にアツイ。
Vol.1も買って、これから勉強しよ!

2011年12月6日火曜日

EVISBEATS feat.田我流 - ゆれる

 

映画『サウダーヂ』、ナント三大陸映画祭「金の気球賞」受賞おめでとう!
って、ボクは結局観れないまま公開終わってしまったんですが、東京では12月17日から
オーディトリウム渋谷で公開が再開されるみたいです。やった!絶対見る!

んでその『サウダーヂ』に出演してた田我流の新曲。EVISBEATSのアルバムに収録される
みたいですね。とにかくPVが最高。冴えない地方の風景を映す映像と力強いリリックの対比に
やられる。まるでショート・フィルムみたいで、観終わってグッときた。『サウダーヂ』もこんな感じ
なのかな。早く観たい。

2011年12月4日日曜日

MondreM.A.N. - M A N


Main AttrakionzのMondreM.A.N.のソロEP。

クラウド・ラップのゆるふわな感じだけじゃなくて、もっとキラキラした音に進化してる。
ラップの入った音楽を聞いていて「キレイだなー」とか思うことは殆ど無いんですが、
3曲目「Fancy :: Silky Johnson :: 」や7曲目「Dope Boy Dream :: Silky Johnson :: 」、
8曲目「Can't Live Without You :: Nem270 :: 」辺りは思わず唸る。普段ラップをあまり
聞かない人でも、トラックだけで十分楽しめそう。

あんまりbandcampで音源買わないんですけど、8曲で5ドル(399円)なんでとりあえず
買ってしまった。この位のサイズの音源は、データでリリースした方が手軽に買えるんで
いいですね。

2011年12月3日土曜日

HIRAGEN - IF I …



「HIRAGEN死亡説」の真偽は結局どうなってんのか。新曲きちゃったよ。
どうでもいいけど自分が聞いた時、再生回数が丁度「444回」でした。

リリックは相変わらずのドラッグ&バイオレンスだけど、曲調が『CASTE』にはなかったような
アップリフティングな曲でアガる。「スタンリー・キューブリック」「デニス・ホッパー」「ガス・ヴァン・
サント」と監督名を挙げた後、『A Clockwork Orange(「時計仕掛けのオレンジ」の原題ですね)』
『イージー・ライダー』『ドラッグストア・カウボーイ』と作品名を列挙(嗜好が分かりやすいな!)。
「トルチョック」って言葉が出てきたのがツボでした。

ラップは基本的に『CASTE』の頃から変化ないけど、元々が「ヤバい」のでこの曲も間違いない。
自分的にHIRAGENは「野蛮でTHUGなILL-BOSSTINO」。これぞNEO TOKAI。

前に発表された「STILL TYRANT」とこの「IF I …」はどっかの音源に収録されるのでしょうか。
YouTubeだけじゃもったいないので、何かしらの形でリリース希望。

2011年12月2日金曜日

Yelawolf - Radioactive





















発売日を把握してなくて、何となくタワレコに寄った時に売ってて、しかもその日がたまたま
店頭発売日で、結果オーライ的に最速でゲットできたという我ながらの適当感。

メジャーからの1stになるのかな?去年インディから1枚出てたけど、店頭で試聴して何となく
パスした記憶があります。その後も何回かPVをYouTubeでチェックしたけどあんまりピンと
来なかった記憶もあり。

んでEminem率いるShady Recordsからの今作になる訳ですが、めっちゃイイじゃない!
Yelawolfのラップがすごい格好いい。特にファストラップは良いなー、声質も相まって。
ゲストはEminem始め、最近Cash Money入りしたMystikalやLil Jon、Kid Rock(懐かしっ)等々。
あとKiller Mikeが参加した曲がブルースにそのままラップを乗せてるような感じで、元々60'sの
ガレージを聞いてた自分はかなりアガりました。聞いててアドレナリン出まくり。

師走にちょっとしたサプライズ(自分的に)。インディからのアルバムも買おうかなー。

2011年12月1日木曜日

tofubeats - P≠†(Who is TANAKA ) chopped and jewed remix

新譜買ったりまた色々ミクステ落としたりしてるんですけど、全然聞けてないので小ネタ。
「小ネタ」って言ってもメチャ格好いいけど!

PUNPEE「P≠†(Who is TANAKA )」の、tofubeats(@tofubeats)によるREMIX。最高ですな。



ゆるふわでクラウド・ラップな感じの仕上がり。お酒飲みながら聞くと気持ちいいー!

質問なんですが、「jewed」ってのは何なんでしょうかね(PUNPEEも同じ事ツイートしてた)。
「screw」と似たようなニュアンスだと思うんですけど、どこが違うのか・・・。
ググったけど分かんね―!!

あとブログのラベルに「T.R.E.A.M.」のラベル、新しく作った方が良いかもですね。
この界隈の動きが活発すぐるので。