2012年4月29日日曜日

Gapper and 5lack - 我破

















Gapper from PSGの初ソロを、5lack(S.L.A.C.K.)が全面プロデュース。「ストリート」という
より、「街」や「生活」といった景色を思わせるGapperのリリック。そこに抜群の相性を見せる、
シンプルな5lackのトラック。「Intro」や「Outro」辺りに顕著ですが、5lackのビートには西海岸
アングラの影響の強さを感じます。Gapperのラップは、PSGでも見せていた韻の固いラップ
を披露。サ上言うところの「IKBスタイル」(実際はSBBだけど)。5lackもトラックだけではなく、
ラップでも数曲サポート。「ブラックホール」では、PUNPEEがRAU DEFをプロデュースした際
見せたようなフックで見せ場を横取り。全9曲30分弱でも締まった洗練された内容。PUNPEE
のソロも早く聞きたいですね!

2012年4月27日金曜日

Ruff Neck - Fuck You

 

RUFF NECKの1st『RUFF TREATMENT』からの先行カット。ぶっといビートにど派手な上物、
そしてハードコアなリリックは正に「R-RATED印」といった感じ。ビデオもカッコいいですね。

ただECD+イリシット・ツボイやMINT+Cherry Brownのサウンド、田我流のポスト3.11に相応しい
リリックやアティチュードと比較すると、今のヒップホップのサイクルに乗り遅れている感は否めず。
Thugminatiのミクステも、今は同じ理由で聞けなくなりました。さて、アルバムではどう出るか。

2012年4月26日木曜日

Jack White - Blunderbuss

















元ホワイト・ストライプスのジャック・ホワイトのソロ作。ラカンターズやデッド・ウェザー名義での
リリースはありましたが、ソロでの作品はこれが初ですね。ラカンターズやデッド・ウェザーでも
ベースで共演しているジャック・ローレンスと、スキー・ビーツのバンドでドラムを叩いてるダル・
ジョーンズが同じ曲(「Trash Tongue Talker」)に参加してたのが個人的にアツかった。

これまでのジャック・ホワイトのキャリアを知っていれば想像はつくかと思いますが、ブルース・
カントリー・R&R(ガレージ)といったアメリカ伝統音楽の満漢全席。他のプロジェクトと同様の
ハードな音を期待してると、肩透かしをくらう可能性あり。ジャックの嗜好がよく出た、初ソロ作
に相応しい内容になっていると思います。

ただ、良くも悪くも想像通りの出来・内容だったのは残念。ストライプスのように制限が無い分、
やりたい放題(特にアレンジ面で)やってます。ただ、ジャックのコンセプトの他にノイズが無い
せいか、まとまり過ぎていて刺激には欠けるかなと。トレント・レズナーやジェイソン・ピアース
のような変人達とは違い、ジャックのクリエイティヴィティがより発揮されるのはバンドの方なの
かもしれませんね。

驚きや新鮮味には欠けますが、それでもこれがアメリカーナの良作であることには間違いない
です。好事家は買うべし。後はこれがライブでどう再現されるのか、凄く興味ありますね。日曜
夕方のグリーン・ステージでお願いします、SMASHさん。

2012年4月25日水曜日

CHIEF ROKKA - ライマーズハイ Pt.3



CHIEF ROKKA、来月発売のアルバムからの先行カット。JUSTICEみたいなエレクトロ風のトラックに
執拗なまでに(でも滑らかに)韻踏み続けるラップで、聞いてるこっちまでもライマーズハイ!ビデオは
ビースティ・ボーイズの「Intergalactic」みたいな撮り方でカッコいい(あそこまで下らなくないけど・・・)。
アルバムのトラックリスト見てたら、Cherry BrownやMomentがフィーチャーされてて非常に気になる。
また一つ楽しみが増えました。まだ4月ですが、今年は日本語ラップ豊作の年ですね~。

2012年4月24日火曜日

Gangrene - Odditorium EP

















DLリンク:http://www.complex.com/music/2012/04/ep-gangrene-odditorium

今年アルバム『Vodka & Ayahuasca』を発表したThe AlchemistとOh Noのデュオ、Gangreneの
フリーEP。4曲の小品ながら、今作もめっちゃDOPEです。自分の青年期がStones Throw全盛期
だったのもあり、こういう音を聞くと無条件にアガるわ。改めて、最も多感な時期に受けた呪縛から
はなかなか逃れられないなと。スチャが言うところの「ヤングトラウマ」ど真ん中。

2012年4月23日月曜日

ERA - miss yall(track by Friendzone)



Main Attrakionzにトラックを提供したりしてるオークランドのプロデューサー・チーム、Friendzoneの
インストをERAがジャック!予想以上にハマりすぎてて歓喜。マジでERAのチョイス、間違いないす。
Friendzoneのアンビエントなトラックと、ERAのフロウや日常からちょっと浮遊してるようなリリックの
ケミストリー。ブルーマンデイ前の現実逃避にもってこいです。Friendzoneのインスト集はこちらから
DLできるんで、この曲で興味持った方は速攻で落としましょう。

Febb As YoungMason - Hard White



最近、やべ~勢いですげートラックを量産しまくっているCracks BrothersのFebb As YoungMason。
このトラックもヤバし。ドラム気持ちいい~。こんなのクラブでかかったら、ギュンギュンに踊り倒すしか
ないっしょ!

2012年4月21日土曜日

Cherry Brown - 私信(Prod By.OMSB)



SIMI LABのOMSBが製作中のアルバムから漏れたということで公開した「Heineken」というトラックに、
Cherry Brownがラップをのっけたもの。Cherryさんのリリックがすげえいいっす。いつものネタっぽい感じ
は無し。こういうモードのCherryさんも良いですね。『Supe Hypa Ultra Fres$shhh 3』に収録されている
「Back In The Days」みたいな(この曲、大好き)。しかしOMSBがトラック公開してから半日程度で1曲
作っちゃうっていうのは、相変わらず凄いスピード感ですね・・・。

2012年4月20日金曜日

OWL BEATS - ? LIFE

















奄美のトラック・メーカー、OWL BEATSの1st。リリースはPRESIDENTS HEIGHTSから。
OWL BEATSはこれまでにHIRAGENやYUKSTA-ILLのアルバムへトラックを提供していて、
東海DOPENESSの面々と親交が深いようですね。このアルバムでも、上述の2人に加えて
HVSTKINGSのMIKUMARIをフィーチャー。また他にも地元の鹿児島から、BACK DROPS
のJUN PLANTとLIFE STYLEのJAH DUBBYをフックアップしてます。

引き出しの多さを感じさせる、多様なリズムパターンとビート。上物のサンプリング・ループや
シンセもエディットされ、リスナーの聴覚を軽く捻じ曲げる。まるで奇怪な生き物のような音の
集合体。USの最近の流れやダブステップ等のベース・ミュージックとも異なる趣き。何となく
Flying Lotusなど、Low End Theory周辺の影響が強いのかなと勘繰ってますが、実際の所
どうなんでしょう。HIRAGEN久々の公式音源も必聴。プレジのハイツは今後も、こういう陽の
浴びる機会は多くないけど「ヤバい」地方の音を日本中にばら撒いて欲しい。

2012年4月19日木曜日

Spiritualized - Sweet Heart Sweet Light

















Spiritualizedのアルバムを買ったのは高校の頃に『Let It Come Down』を買って以来。
実に11年越し(年取った感あるな・・・)となる訳ですが、これがめちゃくちゃ良かった。

ブルース・R&R・ゴスペルをギターノイズ・オーケストラ・コーラス隊を使って表現するって
いうのは、11年前と変わってない。というかもっと言うと、その前身であるSpacemen 3の
時代から基本的に変わってない。なのでこのアルバムの何がそんなに良いのかと言われ
ると少し困ってしまいますが、強いて挙げればアルバム全体での纏まりの良さでしょうか。
甘いメロディ、ムダに冗長な展開は一切なし。『宇宙遊泳』よりもずっと聞きやすい。

「サイケは、本物なのかスタイルとしてやってるだけかすぐバレる」といった事を聞いた覚え
がありますが、こうやって本物を聞いちゃうと最近流行りの「ちょっとサイケ入れてみました」
的なバンドは正直かなり温く感じる。フジでは絶対観るぞ。

2012年4月18日水曜日

Ab-Soul - Pineral Gland



Black Hippy = Jay Rock+Kendrick Lamar+Schoolboy Q、そしてAb-Soul!5/11発売のアルバム
『Control System』からの先行カット。これはヤバいね、非常にILLな仕上がり。今年のSchoolboy Qに
続いてAb-Soulも波に乗って欲しいっす。アルバム、日本では盤じゃなくてデータなのかなー、やっぱり。
すごい気になるわ(めっちゃ盤で欲しい)。

2012年4月17日火曜日

Frank Ocean - Thinking About You



Frank OceanのおNEWなPV。「何か既視感あるなー」と思ったら、前にアップされてすぐに消された
ヤツですね。曲はめっちゃいい曲ですが、ビデオの方は相変わらずよく分からない世界観を展開・・・。
『Nostalgia/ultra』から「swim good」のビデオも、謎の日本語が出てきたりしてなかなか謎でしたね。
でもOFWGKTAの中ではかなり好きな人(『The OF Tape Vol.2』も凄い良かった)だったりするので、
今年発売予定のアルバムはかなり楽しみです。

2012年4月16日月曜日

田我流 - HIP HOPS

















田我流「B級映画のように2」と同時発売されたMIX-CD。diskunion池袋店限定(200枚)での
発売です。オンライン・ショップでも売らないってのが徹底してていい。

タイトルは「HIP HOPS」となってますが、Erykah BaduやR.KellyにSadeなんかを混ぜつつの
メロウでムーディーなMIX。Kendrick Lamarの曲が2曲入ってますが、最近お気に入りなんで
しょうか。「B級映画のように2」の特典DVDで田我流の音楽遍歴が披露されてますが、それと
照らし合わせると全体的に納得の選曲。The RootsとBlackstarが入ってるのはらしいっすね。

今回は田我流のアルバムに合わせたリリースでしたが、ジャケットに「Part of me series 01」
とあるのを見ると、今後も同様の展開ありそうですね(次あるとすれば他ジャンルのアーティスト
かな?)。今回すごい面白い企画だと思ったので、diskunionさん期待してます!

2012年4月14日土曜日

田我流 - B級映画のように2

















ようやく2011年3月11日以降の閉塞感や混乱(S.L.A.C.K.『この島の上で』のような)を打破する
モノが出てきたか、というのがこのアルバムを初めて聞いた時の感想。

アルバムのトレーラーで「アートは最後の砦」とラップした田我流の政府やメディアに対する批判は
手厳しい(「パニック・ゲーム」「愛のテーマ」「Straight Outta 138」)。stillichimiyaのポッセ・カット
「やべ~勢いですげー盛り上がる」にも「オレら生きてていいすか?お偉いさん」「笑えねえ世の中
なんか真っ平なんだよ」というリリックが出てくる。

田我流の批判の矛先はそこにとどまらず、政府やメディアの暴走を許した一般大衆にも向けられる
(「ハッピーライフ」)。更にはそこから深く掘り下げて、その一般大衆の中の「一人」である田我流
自身の心の深層(スリーブに書かれている「泥の河」)をえぐるかのような曲まである(「ロンリー」「Resurrection」「夜に唄えば」)。ここに震災とそれを巡る一連の騒動を経て、田我流がどれだけ
深く自己と対峙し葛藤していたかが垣間見れる。

そしてその葛藤の末に辿りついた答えは「最終的には自分達が立ち上がるしかないんだ」というもの(「Resurrection」「あの鐘を鳴らすのは、、俺」)。何も変わらないと嘆く前に、自分達で動いていこう
というメッセージ。田我流のこの心からの叫びは、震災後に様々な行動を起こしてきた全ての人に力
を与え、行動を躊躇していた人さえも奮い立たせる。特に「あの鐘を鳴らすのは、、俺」の高揚感には
震えが止まらない。

これは2011年3月11日を経験した全ての人が聞くべき作品。その上で何かしらの行動を起こす事が、
この傑作への最高のアンサーだと思う。

2012年4月13日金曜日

★UR/BOOTY,YUKSTA-ILL,FREEZ,JUICY ONE(beatz by KOKIN BEATZ)



OYAFUKO DOPE BEATSの新曲。RACOON CITYからYUKSTA-ILLが参加とかめっちゃアツイ!
相変わらずカッコいいですね、いい感じ。今年中に2枚目のアルバム出してくれたら非常に嬉しい。

2012年4月12日木曜日

Bushmind - Da Mobbstarr Bench

















Bushmindの最新MIX。ジャケ裏を見る限り、レコーディングは2009年だったみたいですね。
3年越しのリリース。いつものサイケデリックな世界観からは打って変わって、MIXの内容は
サグいというか暴力的。締めの2曲はハードコア(Dr.DRE「Rat-Tat-Tat-Tat」のカバーも)。
SEMINISHUKEI周辺はハードコアのバンドと接点あるし(実際ハードコアのMIXも出てる)、
Bushmind自身も1stでSFPの今里さんと共演してるし、全く違和感なく聞けました。むしろ
こういうの待ってたよ!ぐらいな。最高です。

2012年4月11日水曜日

Low Class Session - Dime from L.C.S.

















DLリンク:http://firestorage.jp/download/bdca43e80a2b6d547c1e1215b43a0818d530361e

なんか昨日~今日「Madsがヤバい」みたいな話題がTwitterに出ていますが。そーなんです、
ヤバいんですMads(MASS-HOLEも言ってたよ)。こちらはMadsのKROUDと、SH BEATSの
2人組Low Class Sessionの4曲入りフリーEP。素晴らしい出来なので、DLはお早めに。

基本は変化球なしの直球勝負。斬れ味抜群なラップは、何となく同郷の韻踏合組合に似た
雰囲気も感じます。SH BEATSってこのEPで初めて知ったけど、めっちゃカッコいいですね!
Campanellaと絡みあるっぽいし、この辺の動向はチェックですな。新しい才能って素晴らしい。

2012年4月10日火曜日

Curren$y - What It Look Like ft. Wale



Curren$yの新作『THE STONED IMMACULATE』からの先行カット。MMGのWaleをフィーチャー。
トラックもビデオもなんかゴージャス。そして、なかなかCurren$yが出てこない笑。Waleの曲かよ!
ただこの曲聞いてると、次のアルバムも良さげですね。安心。発売は6月5日らしいっす。

FREEZ - It's All Ova

















親不孝レペゼン、RAMBCAMPのFREEZのソロ・アルバム。リリースは去年でしたが、BASE
(FREEZがやってるクラブ)かSUMMITのWEBストアでしか買えず。リリース時はSUMMITの
送料がバカ高くて買うの諦めてたんですが、4月からは普通にユニオンとかで売ってます。

トラックは2曲目のMobb Deep「Shook Ones Pt. II」ジャック以外は全てK.A.N.Oプロデュース。
「FUCK DA POLICE O.Y2011」で去年のBASEへのガサ入れと風営法について、インストを
挟んでの「IT'S ALL OVER」では「全て終わった…」と嘆きつつそんな困難な状況に立ち向かう
姿勢をラップ。FREEZさん、マジで漢だわ。クソでけえ音でもっと鳴らせ!

2012年4月9日月曜日

Sir Michael Rocks - Premier Politics 1.5




Sir Michael Rocksの、去年の傑作『Premier Politics』製作時に作られた曲で構成された
最新ミクステ。Nipsey Hussleも同様に『The Marathon Continues』の時のアウトテイク集
をリリースしてましたが、コイツらどんだけ曲作ってるんでしょうか。当時確かまだJetlifeとは
サインしてなかったのでクルーの参加はありませんが、それでも相当クオリティ高し。

2012年4月8日日曜日

YAGI & ILLSUGI - STONED

















YAGIとILLSUGIの2人によるビートテープ。CDRとカセットの2種類が出てましたが、自分は
CDRで購入。タイトルそのままですが、mokumokuのスモーキーなビートが盛り沢山です。

こういうビート集を聞くと必ずJ Dillaの『Donuts』を思い出してしまうんですが、この作品の最後
を飾るYAGIとILLSUGIのこの作品で唯一の共作「Trane」は、間違いなく2人の『Donuts』への
オマージュでしょう。共作が1曲だけってのは『JAYLIB』みたい。DNC辺りが好きな人は買い。

TONOSAPIENS & DUO - SUNDAY FOOL



TONOSAPIENSのSOUNDCLOUDにあがってました。カッコいいっす。DUOのダラっとした感じイイね。
ERAのツイートによると、ホント録ってすぐ公開した模様。NICEでFRESH。

あとこの音源とは関係ないですが、ERAのインタビューが新潮5月号に載ってます。ERAのこれまでの
経歴とか音楽的なバックグラウンドがよく分かるんで、ERA TOWN在住の方は必読ですよ。

2012年4月6日金曜日

Starlito - Mental WARfare












XXL誌のFreshmen2012に選ばれたDon Tripが、「Step Brothers」名義でタッグを組んでる
Starlitoの新作。リリース時には値段設定が100ドル(!)になってましたが、今は5ドル以上
になってます(エイプリルフール設定との噂ですが、マジに100ドルで買った人いるかも・・・)。
ちなみにlivemixtapesではフリーでDLできますがビットレート低いので、bandcampで買うの
がオススメかな。へばりつくようなファンクネス(最近ではちょっと珍しい?)が堪らない傑作。
DJ Burn Oneプロデュースの曲が特にいいっすね。

2012年4月5日木曜日

Stalley - Savage Journey To The American Dream



MMGのStalleyの新作。トラックは3曲を除いてBlock Beattazがプロデュース。正直意外!
Block Beattazといえば、Zillaの新作も1曲を除いて全曲プロデュースしてましたな。働き者。
客演はCurren$yにMMGのドン(Rick Ross)とボス(Meek Mill)に2Chainz等々。
Block Beattazのトラックがまるで別人のよう。Zillaの新作は個人的には正直イマイチでしたが、
こちらはなかなか。「Cold」のトラックとかスペーシーで非常にカッコいいっす。

2012年4月4日水曜日

TONOSAPIENS from CIAZOO - PRESIDENTS HEIGHTS





















CIAZOOのメンバーでプレジのハイツのドン、TONOSAPIENSの2ndアルバム。

全てのトラックをTONOSAPIENSが製作、マスタリングはINNER SCIENCE師匠。
前作ではハイフィーに強く影響を受けたと思われる、強烈なシンセ音のド派手なトラックが
印象的でしたが、今作ではそのようなトラックは無し。ベースの強調された、どっしりと腰を
据えたファンクなトラックで占められてます。エレクトロの要素もあるにはありますが、前作と
比べるとかなり抑えめ。全体としてはムーディで、都会の夜を想起させるような。

客演の多さも目立ちます。CIAZOOの相棒hi-def、D.U.O.の3人、Cracks Brothersの2人に、
MEDULLAのMASS-HOLEとDJ Serow、東海からYUKSTA-ILL、九州からはFREEZ、更に
RUMIにROCKASEN等々、凄まじい人数。TONOSAPIENSもラップしてますが、それ以上に
この豪華な客演陣の印象が強いです。

トラックは全て自身で手掛けた事を考えると「ラッパーとしてのTONOSAPIENS」というよりも、
「プロデューサーとしてのTONOSAPIENS」というコンセプトで作られた作品なのではと、個人
的には思います。タイトルに、自身が立ち上げた「PRESIDENTS HEIGHTS」というレーベル
名をつけたのもそう考えると納得。TONOSAPIENSのラップを期待した人はがっかりするかも
しれませんが、彼がこれまで手がけた曲群に引っ掛かった人は間違いなく要チェック。

2012年4月3日火曜日

Ace Hood - Starvation




ここ数日結構リリースがあったので、正直消化不良状態であります。落としたけど聞けてない
モノ多数。E-40も3枚組出しちゃったし、これはもうどうしたものかと・・・。

こちらはAce Hoodの今年初のミクステリリース。前作同様、The Renegadesのトラック中心に
なってます。客演は少なく、大物に限るとThe Gameくらいか。ミクステ前半のワンマイク・客演
無しでガンガンに攻めてく感じ、すごい好きです。中盤からメロウになったり、ミクステ全体の
流れもしっかり構成されてる。しかしAce Hood、やっぱラップ上手いな。まあ当たり前やけど。
トラックもカッコいいし、かなりの良作です。

S Boogie Official Mixtape Coming !!!



S Boogieの新曲がアップされてましたが、ビデオの中で「Official Mixtape Coming …」と
出てますね。この曲はそのMixtapeの中からの音源か、それともデモ音源か。

日本では最近、CDやCD-RでMixtape出すのがなんか増えてますね。ThugminatiにVIKN、
あとSMITH-CNとか。S BoogieのMixtapeも同じく、フィジカルでリリースになるんでしょうか。
それともデータか。

ThugminatiのMixtapeに対して、確か磯辺涼さんが「こういうのがデータで出ないのが日本」
みたいな事を言っていたような記憶がありますが、どうなんでしょうかね。個人的にはCDとか
CD-R大好きだし、アーティストにちゃんとお金が入るのも大歓迎なので、フィジカルリリースで
全然OK。日本では、そこそこ名のあるアーティストならフィジカルのが需要ありそうな気も。

2012年4月2日月曜日

「第2回今夜が田中面舞踏会」に行ってきた





















行って参りました、第2回今夜が田中面舞踏会。開場と同時くらいに入れたので、先着100名だか200名だか限定のバッジもゲットできました(今は通勤用カバンにつけてます)。

第1回の時にどなたかがツイートされてたような記憶がありますが、本当に「パーティー」という感じでした。アメリカのドラマで見るプロムのような雰囲気。結構な割合の人がお面をしてて、しかも面白いヤツが多くてちょっと嫉妬(自分は作る余裕がありませんでした・・・)。ストーン・ローゼズじゃないけど、「オーディエンスが主役」ってああいうことなのかなあ、と。

LIVEやDJも素晴らしかったです。ベストアクトはやっぱりECD+ILLICIT TSUBOIかなー。「Tony Montana」を「Tony Kontana」に変えてラップしてたのはウケた。ECDは次の田我流のライブにもゲスト出演したし、ツボイ氏もCampanellaとセッションしてましたね。そう、Campanellaもカッコよかった。ライブは良かったし、何より顔つきがギラギラしてた。すごい大物感ある。客の反応はイマイチだったように感じたけど、音源聞いた事ある人は少なかったのかな?TOKONA-Xみたいに東京嫌いにならないで欲しいです。。ツボイ氏とのセッションは大盛り上がりでした。あとPUNPEEのDJもよかったし、田我流+stillichimiyaやCherry Brownのライブも楽しかったなー。

かなり大がかりなイベントだったし採算が取れたかどうかは分からないけど、早くも第3回期待しております。今回来れなかった方も次があれば是非!