2011年12月30日金曜日

『サウダーヂ』、stillichimiya『莫逆の家族』


仕事納めの後にようやく観てきました、『サウダーヂ』。
期待通り・評判通りの最高の映画でした!

都市と地方の格差、貧困、移民、そしてナショナリズム。
この映画に出てくる問題のどれもが自分がずっと意識
してきたことで、この映画のおかげで認識できたという
わけではないですが、こうして「映画」という形で映像に
なると痺れますね。地方出身者の自分が見てきたこの
国の暗い部分が、色んな人(海外含む)に可視化される
と良いなと思います。この映画は全然オーバーじゃなくて、
ホント地方はドン詰まりなんです。「I hate money」だけど
「I want money」。

んでこれらの問題を扱う映画で、以前から同様の表現を
してきた日本のラップがフィーチャーされるのは、必然と
いえば必然。主演の一人、stillichimiyaの田我流は完全
に本職の役者を食ってました。そのstillichimiyaから、
映画のスピン・オフ的な曲「莫逆の家族」。映画の後で
観るのがおススメ。



『サウダーヂ』はこれから順次全国公開で、且つソフト化する予定は無い(マジで)みたいなので、
是非映画館に足を運んでください!個人的には洋・邦含め今年の映画No.1です。

それでは皆さん、よいお年を。

2011年12月28日水曜日

Smoke DZA - SweetBabyKushedGod





















Smoke DZAから豪華なクリスマス・プレゼント、キター!!

9曲入りのEPですが、内容はかなり濃い口。Lex LugerやFlying Lotus(!)プロデュースの曲
があったり、Jay-Z『The Dynasty: Roc La Familia』の「Intro」と同じネタを使った曲があったりと
クリスマスにふさわしい意外性!ちなみにFlying Lotusのトラックはこれまでの作品とは雰囲気
の違う、コズミック感のないトラックでした(格好いいけど)。これまた意外。

そして、『Rolling Stoned』でA$AP Rockyがフィーチャーされてた「4 Loko」のREMIXがヤバイ。
A$AP Twelvy→Danny Brown→Killa Kyleon→Freeway→Smoke DZAのマイクリレー!
なかでもDanny Brownがぶっとんだラップかましてます。この人は客演で出ると強烈に印象に
残りますね。このREMIXのためだけでもDLすべし。

2011年12月26日月曜日

SALU - Before I Signed





















SALUからのクリスマス・プレゼント=Mixtape。
こんな風に季節やイベント毎にミクステやフリー音源がリリースされてるのを見ると、日本の
状況もUSに追い付きつつあるのかな、と感じます。

来年発売予定のBLプロデュースのアルバムからの曲を聞いた時は正直失望しましたが、
このミクステはバッチリ!最高の出来です。はっきり言ってボクはリリックの内容にはあまり
興味がなくて、どんだけ刺激的な「音」としてラップしてるか、ってのを好きなラッパーの基準
にしてます。ついでにリリックが面白ければよいな、くらい。その点このミクステでのSALUは、
完璧に期待に応えてくれました。変幻自在な妖怪人間フロウ。やっぱこれでしょ!

トラックは全てビートジャック。E-40の「That Candy Paint」はボクが大好きな曲なので、使って
くれたのはなんか嬉しかった。んで思ったんですが、この前のBLプロデュースの曲よりもこの
ミクステの方が断然SALUのラップが活き活きと聞こえます。BLのトラックやビジョンに縛られる
のはあまり良くない気が・・・。幅広いビートの上でラップするSALUを聞きたい!

2011年12月25日日曜日

ISSUGI & DJ SCRATCH NICE - WHERE OWN WONDER





















前のエントリーで書いたようにPRESIDENT HEIGHTSが大好きなボクですが、DOWN
NORTH CAMP周辺の音源をリリースしてるDOG EAR RECORDSも大好き!

DNCはもう完全に独自路線を突っ切ってますね。90's後半~00's前半くらいのUS西海岸
アンダーグラウンドのサウンドがしっかり軸にあって、そこからブレない。流行やムーブメント
からは遠い所にいるけど、出してる音はタイムレス。「良いものは良いんだよ!」って感じ。

そんなDNCからのおNEWなSHIT(←この言い回しやりかった)は、ISSUGIとDJ SCRATCH
NICEによるMixtape。新曲や『The Joint LP』『Sick Team』など過去音源からの曲にプラス、
RAEKWONやPRODIGY等の曲をMIXしてる。ここでも軸がブレないから、違うアーティストの
曲が入ってきてもしっくりくる。「ラップ」というよりは「ヒップホップ」、これぞDNC。個人的には
「The Joint」のBLENDがかなりお気に入りです。クラウド・ラップやチル・ウェイブを追っかけ
てる人も是非聞いてほしい!

2011年12月24日土曜日

French Montana, Juicy J & Project Pat - Cocaine Mafia





















この間Waka Flockaとのミクステを出したばかりのFrench Montanaですが、今度はJuicy J・
Project Patとのミクステを発表。その名も『Cocaine Mafia』。コケイン・マフィア・・・。
ジャケのProject Patは一体何を掘っている・・・スコップて・・・。

正直Waka様とのミクステは微妙でしたが、こっちは良い!トラックはもろにThree Six Mafiaな
感じなのでどうかなーと思ってましたが、French Montana、結構上手いことハマってます。
この人が作るフックはポップで好きですね。トラックのクレジットがないんですが、Juicy Jかな?
もうタイトルの通りゴリゴリに悪いノリで押して押して押しまくる。これがコケイン・マフィアだ!!
あと1曲、Gucci Maneの咆哮をサンプリングした曲があってウケた。これもコケイン(以下略

2011年12月23日金曜日

DJ BISON - President's Sour




















ボクお気に入りの日本のヒップホップ・レーベルの一つに、CIA ZOOのTONO SAPIENS率いる
「PRESIDENT HIGHTS」があります。最近だとNEO TOKAIからYUKSTA-ILLのソロ、あと忘れて
もらっちゃ困る、INGLORIOUS BASTARDS「INGLORIOUS LP」。所謂「日本語ラップ」のシーン
への距離感が絶妙。出してる音も好み。

そのPRESIDENT HIGHTSからの、ヒップホップMIX。Curren$yやSir Michael Rocksなんかから、
Gucci ManeやJ.Coleまで。これまた自分のツボ突かれまくりの選曲。90'sのMIXが結構出てる
中で、PRESIDENT HIGHTSらしいMIXだなあと一人納得。エディットとマスタリングにBushmind、
TONO SAPIENSもシャウトで参加してます。特典でついてきたキーホルダーがカワイイ。

2011年12月22日木曜日

Snoop Dogg & Wiz Khalifa - Mac and Devin Go To High School





















SnoopとWizが主演している映画のサントラ。この映画、日本で公開しないんですかねえ。
映画の内容ですが、Wizが優等生でSnoopが劣等生(ただしモテモテ)役の学園モノ。
「Snoopが高校生なんてムリあるだろ」と思ってたら、「10年留年中」って設定らしいです。
なるほど・・・って、いやこれもムリあるだろ!バカ映画過ぎてめっちゃ見たいわ。

んでサントラの方ですが、正直舐めてました。今年出たSnoopとWizのどちらのソロよりも
好きです。この2人は相性バッチリやな。おまけにCurren$yをフィーチャーした曲もあり、
完全にオレ得状態。リードシングルで今年ブレイクしたBruno Marsをフィーチャーした曲
「Young, Wild & Free」もキャッチ―で良いです。もっと話題になっても良いかなって1枚。

2011年12月19日月曜日

Gucci Mane & V-Nasty - BAYTL





















お務めから戻ってきたGucci Mane+Kreayshawn率いるクルー「White Girl Mob」所属の
フィメールラッパー、V-Nastyのコラボアルバム。Gucciがフード被ってる・・・。

これ、タワレコで試聴した時に「ちょっと微妙かなー」と思ってThe Black Keysの新譜と迷った
挙句、最終的には買ったんですが。やっぱりもう一つでした。。

1曲を除いてBrick SquadのZaytovenがプロデュースしてて、且つフックの部分は殆どGucci。
なので2人のコラボアルバムというよりは、GucciのソロにV-Nastyが参加、といった感じ。
せっかく今が旬のラッパーを迎えてるんだから、もっとフィーチャーしてあげて欲しかったです。。
V-Nastyについては、「XXL」のレビューコメント欄を見てると「コイツはワックだ!」みたいなコメで
溢れてましたが、ボクは好きです。ラップに勢いあって格好いいじゃん!

ちなみに2曲、Slim Dunkinが参加してます。Brick Squadのラッパーの中ではWaka様の次に
好きなラッパーでした。特に「Twin Towers 2」は大好きです。これが最後の公式音源になるの
でしょうか。残念で仕方ない。

R.I.P. Slim Dunkin

2011年12月18日日曜日

PUNPEE - KoЯn

PUNPEEが、UMBリベンジ大会用に作ったビート。ホントにKoЯnまんまやん笑。



PUNPEEとボクは同い年なんですけど、こういうネタのチョイスに親近感湧きますね!
中学~高校の頃、こういうヘヴィ・ロック流行ってました。LIMP BIZKITとかSLIP KNOTとか
Deftonesとか。Papa Roachなんていう、正に「時代の徒花」的なバンドいたなー。
クロノ・トリガーをサンプリングした時にも同じ事を感じました。

しかしこのビート、誰にも選ばれなかったのか・・・。何となく雰囲気は、いかにも「バトル」な
ビートだと思うんですが。Machine Gun Kellyとかがラップしたらすごい合いそう。でもそしたら
まんまLIMP BIZKITになっちゃうか。

ECD - ベビーカーとプラカード

昨日、渋谷の脱原発デモに行ってきました。「収束宣言」とこれが年内最後のデモという事も
あってか、いつも以上の人、人、人。あまりに人が多すぎて、デモの隊列が2つに分けられて
しまったのは残念でしたが。

今回のデモは、沿道から今まで以上にポジティブな反応を得られたのが心に残ってます。
特にママさん達からの反応が多かったような。表参道で若いカップルや、キレイめな格好の
女性が飛び入りで参加してくれたのもグッときた。デモの敷居は、高いようで意外と低い。

毎回デモに参加してたECDは、今回は仕事か何かの都合で参加できなかったようです。
その代わり、soundcloudにラップをアップしてくれてました。タイトルは「ベビーカーとプラカード」。
 

男女 子供大人
失業者 ハードワーカー
暇持て余してるわけじゃない
今やらなかったらあとがない
こいつらがきっと
こいつらがきっと
こいつらがきっと
止める原発

2011年12月17日土曜日

RAU DEF - "Put It In Your Mouth" Freestyle

RAU DEFのフリースタイルがsoundcloudにアップ!
   
BiSってアイドルがスペシャの企画で「DiS」って名前変えて他のアイドルと一緒にRAU DEFを
DISしたみたいで、それに対するアンサーのようです。「みたい」とか「ようです」って言葉を使って
るのは、肝心のDiSの曲を聞いてないからですっ。こういうのが出てるってのは知ってたんですが、
どうもその時期にいわゆるラップ・ゲームにあまり興味が持てなくてスルーしてました。SEEDA&
OKIの「TERIYAKI BEEF」オマージュらしいですね。まあ、多分今後も見ざる・聞かざるですけど。

ただこのRAU DEFのフリースタイルはさすが。いつもよりトーン抑えめのラップが格好いいすわ。
最後の「世も末だぜIDOLがBlowJob」ってのはパンチラインですね。「BlowJobとは何ぞ」って人は
ググってください。ラップとBlowJobをかけるとか、RAU DEF。マジでya10mon!

相手がアイドルなんで勝ち負けもクソもないですが、RAU DEFが本物だってことは証明されまし
たね。何かototoy関係の人がこの企画持ち込んだらしいですけど、自分で正々堂々とビーフなり
何なりすりゃ良かったんじゃないでしょうか。

SALU - Taking a Nap (Pro by BACHLOGIC)



BLことBachlogicが新たにレーベル、「ONE YEAR WAR MUSIC」を立ち上げるそうで。
んでそのレーベルのリリース第1弾が、今注目の若手ラッパーSALU。
SALUのアルバム『IN MY SHOES』からのファーストカットが、この「Taking a Nap」っす。
プロデュースは当然Bachlogic。結論から言うと、物足りない!全然物足りない!!

SALUのラップスキルはばっちりだけど、もっとイカれたリリック書けるっしょ。KYN・QNと
演った曲みたいなの出来るでしょ。これじゃ『BREATHE』以降のSEEDAと同じ。
あとBachlogic。これがレーベルからの1発目のトラックでいいの?PUNPEEとかCherry
Brownのが面白いトラック作ってるよ。意地見せてほしいな。

アルバム聞くまでは分かんないけど、こんな感じで全曲Bachlogicプロデュースでやるなら
残念な結果になりそうな予感。レーベル第1弾なんだから、スゴイの頼むよ!

関連エントリーSALU - Before I Signed

2011年12月16日金曜日

Bushmind - Graze The Sky





















Bushmindが代官山のインポートショップ「Kwanzaa」とコラボしたMIX。
Kwanzaaは、ERA「TWO HOURS」のPVに出てた場所らしいです。知らんかった!

ヒップホップやソウル・R&Bからレゲエまでセレクトされていて、ジャケの通りカラフルというか
トロピカルな感じのMIXになってます。DOMMUNEでテクノをかけた事もあるし、この振り幅が
この人の魅力ですね。Bushmindは自身のアルバムでもそうですけど、普通のヒップホップの
DJやトラックメーカーとは違う独特な感覚があって大好きです。

今年の冬は、このMIXで寒さを乗り切る。あとパーカーとダウンジャケット。

2011年12月14日水曜日

Green Butter - Get Mad Relax





















Budamunk + mabanua = Green Butter。
これで今年、驚異的に多作だったBudamunkのリリースは一段落(のはず)。

Budamunkがベースとなるビートを作って、そこにmabanuaによるギターやピアノ、シンセ
等々の楽器を乗せた感じでしょうか。ヒップホップのビートとも違うし単純なバンド演奏とも
異なる、独特の粘っこいグルーブの有機的なサウンドになってます。例えるならMadlibが
変名でやってる「Yesterdays New Quintet」に近いすね。そういえばiTunesのジャンルも
「Jazz」になってました。

ZAZEN BOYSの向井秀徳風に言うと、「アーバン」な雰囲気が全体に漂ってます。中でも
女性Voのmimismoothを迎えた「Mourning Green」はかなりお気に入り。大人な音だね!
ぶちアガるような瞬間は無い代わりに、最初から最後までずっと心地よい気分にさせてくれ
ます。シャレオツなカフェやアパレル関係にお勤めの方、店内のBGMにどうでしょ。

2011年12月13日火曜日

Ace Hood - The Statement 2





















ハッスルハードなAce Hoodより、『Statement』シリーズの最新作。
ジャケが怖い。髪型も相まってますますプレデターみたいに・・・。

マイアミのプロダクション・チーム、The Renegadesがほぼ全面プロデュースしてますが、
Ace Hoodのパワフルなラップと相性ばっちりで最高!何となくJ.U.S.T.I.C.E. Leagueに
似てるなーと思ってたら、本人達はやっぱり影響受けてるみたいですね。こういう不穏な
雰囲気のトラック、超好みです。
あと「Intro」のDJ Khaledによる某超名作映画のテーマ曲をサンプリングしたトラックが、
近年稀にみるアホっぽさでテンション上がります。

客演では「はっ!」の掛け声(?)でおなじみのRick Ross、Busta Rhymes、この前メジャー
デビューしたYelawolfに、最近引っ張りだこで注目度抜群の2 Chainz。ホント至る所に出没
してますね、2 Chainz。ただ自分、まだあんま良さが分かってないっす・・・。

全12曲(+ボートラ2曲)と短めですが、その分かなり引き締まった内容でおススメです。

2011年12月12日月曜日

DELI - Don't believe the Hype !



「Don't believe the Hype」=Public Enemy

Public Enemy No.1=TEPCO

「嘘やまやかしを信じるな」

2011年12月9日金曜日

Moment - Joon Is Not My Name





















Momentの待ちわびたミクステ、ハイ来た!来たよ!!
ジャケ写クリックでDL先へ飛べます~。

トラックはほとんどがビートジャックなんですが、Drake「Headlines」や定番のYoung Jeezy
「Dreamin'」からK-POPの2NE1(!)まで幅広いチョイス。これまでにYouTubeで発表され
てた曲も収録されてるので、「オレMoment聞いた事無いんでー」って人も、このミクステを
聞いとけば問題無し。

今まではYouTubeで1曲ずつブツ切りでしか聞けなかったけど、ミクステって形でまとめて
聞くとやっぱホントいいなー!韻踏のeroneがツイートしてたけど、パンチラインてんこ盛り。
言葉がつるつる耳に入ってきて気持ちいいわ。これが2011年のラップ最前線!

つうわけで『Joon Is Not My Name』、傑作です。
普段ラップ聞いてる人は当然のことながらマストですよ。聞いてない人も聞かんとあかんよ。
来年はJPRAP.COMと組んでリリースあるようなんで、こっちもかなり期待してる!

2011年12月8日木曜日

Jet Life - Jet World Order





















Curren$y率いる「Jet Life」のレーベルコンピ。

全13曲中Curren$yは4曲、Smoke DZAとFiendは1曲のみ。Sir Michael RocksはJet Life
入りがRECに間に合わなかったのか、不参加。そして何故か、Trademark Da Skydiverと
Young Roddyは全曲に参加してる笑。トラックリストだけ見ると、この2人のアルバムみたく
見えるな。個人的には、もうちょっとSmoke DZAのラップが聞きたかったですね。

ただレーベルコンピとしてはかなり上出来。スモーカーのモクモクな、クラウド・ラップとは
また違った弛緩した雰囲気が全編に漂ってます。これぞ「Jet Life」という感じ。モクモク。
あと、やっぱりCurren$yが出てくると一段と曲が締まるというか。さすがクルーの長。
ラップ聞いてチルするにはもってこいの1枚ですな。モクモク。

2011年12月7日水曜日

V.A. - Bangs & Works Vol.2: the best of chicago footwork





















Planet Muからリリースの「ジューク/フットワーク」というジャンルのコンピレーション第2弾。
少し前からジャンル名は知ってたのですが、今までスルーしてた事を激しく後悔。これはスゴイ!
このジャンルの定義や成り立ちについては、Planet Muの主宰であるマイケル・パラディナスの
ele-kingでのインタビュー記事を読むのが早いかと。BPM160近くのベース・ミュージック!

このジューク/フットワークの何が格好いいって、ダンスバトルから発展したことも影響してか、
とにかく衝動的な所。暴力的で荒々しい!90年代前半に誕生してから、ここまでプリミティブな
形を残したまま発展してきたっていうのはホント貴重。大抵のジャンルは時間が経つにすれ、
こういう荒々しさみたいなものは無くなっていく(逆に洗練されていく)はずなので。

あとYouTubeで「juke footwork」で検索して色々と引っ掛けてみるのもかなり面白いです。
みんな「何だここ?」みたいなクソ狭い場所でバトルしてて、非常にアツイ。
Vol.1も買って、これから勉強しよ!

2011年12月6日火曜日

EVISBEATS feat.田我流 - ゆれる

 

映画『サウダーヂ』、ナント三大陸映画祭「金の気球賞」受賞おめでとう!
って、ボクは結局観れないまま公開終わってしまったんですが、東京では12月17日から
オーディトリウム渋谷で公開が再開されるみたいです。やった!絶対見る!

んでその『サウダーヂ』に出演してた田我流の新曲。EVISBEATSのアルバムに収録される
みたいですね。とにかくPVが最高。冴えない地方の風景を映す映像と力強いリリックの対比に
やられる。まるでショート・フィルムみたいで、観終わってグッときた。『サウダーヂ』もこんな感じ
なのかな。早く観たい。

2011年12月4日日曜日

MondreM.A.N. - M A N


Main AttrakionzのMondreM.A.N.のソロEP。

クラウド・ラップのゆるふわな感じだけじゃなくて、もっとキラキラした音に進化してる。
ラップの入った音楽を聞いていて「キレイだなー」とか思うことは殆ど無いんですが、
3曲目「Fancy :: Silky Johnson :: 」や7曲目「Dope Boy Dream :: Silky Johnson :: 」、
8曲目「Can't Live Without You :: Nem270 :: 」辺りは思わず唸る。普段ラップをあまり
聞かない人でも、トラックだけで十分楽しめそう。

あんまりbandcampで音源買わないんですけど、8曲で5ドル(399円)なんでとりあえず
買ってしまった。この位のサイズの音源は、データでリリースした方が手軽に買えるんで
いいですね。

2011年12月3日土曜日

HIRAGEN - IF I …



「HIRAGEN死亡説」の真偽は結局どうなってんのか。新曲きちゃったよ。
どうでもいいけど自分が聞いた時、再生回数が丁度「444回」でした。

リリックは相変わらずのドラッグ&バイオレンスだけど、曲調が『CASTE』にはなかったような
アップリフティングな曲でアガる。「スタンリー・キューブリック」「デニス・ホッパー」「ガス・ヴァン・
サント」と監督名を挙げた後、『A Clockwork Orange(「時計仕掛けのオレンジ」の原題ですね)』
『イージー・ライダー』『ドラッグストア・カウボーイ』と作品名を列挙(嗜好が分かりやすいな!)。
「トルチョック」って言葉が出てきたのがツボでした。

ラップは基本的に『CASTE』の頃から変化ないけど、元々が「ヤバい」のでこの曲も間違いない。
自分的にHIRAGENは「野蛮でTHUGなILL-BOSSTINO」。これぞNEO TOKAI。

前に発表された「STILL TYRANT」とこの「IF I …」はどっかの音源に収録されるのでしょうか。
YouTubeだけじゃもったいないので、何かしらの形でリリース希望。

2011年12月2日金曜日

Yelawolf - Radioactive





















発売日を把握してなくて、何となくタワレコに寄った時に売ってて、しかもその日がたまたま
店頭発売日で、結果オーライ的に最速でゲットできたという我ながらの適当感。

メジャーからの1stになるのかな?去年インディから1枚出てたけど、店頭で試聴して何となく
パスした記憶があります。その後も何回かPVをYouTubeでチェックしたけどあんまりピンと
来なかった記憶もあり。

んでEminem率いるShady Recordsからの今作になる訳ですが、めっちゃイイじゃない!
Yelawolfのラップがすごい格好いい。特にファストラップは良いなー、声質も相まって。
ゲストはEminem始め、最近Cash Money入りしたMystikalやLil Jon、Kid Rock(懐かしっ)等々。
あとKiller Mikeが参加した曲がブルースにそのままラップを乗せてるような感じで、元々60'sの
ガレージを聞いてた自分はかなりアガりました。聞いててアドレナリン出まくり。

師走にちょっとしたサプライズ(自分的に)。インディからのアルバムも買おうかなー。

2011年12月1日木曜日

tofubeats - P≠†(Who is TANAKA ) chopped and jewed remix

新譜買ったりまた色々ミクステ落としたりしてるんですけど、全然聞けてないので小ネタ。
「小ネタ」って言ってもメチャ格好いいけど!

PUNPEE「P≠†(Who is TANAKA )」の、tofubeats(@tofubeats)によるREMIX。最高ですな。



ゆるふわでクラウド・ラップな感じの仕上がり。お酒飲みながら聞くと気持ちいいー!

質問なんですが、「jewed」ってのは何なんでしょうかね(PUNPEEも同じ事ツイートしてた)。
「screw」と似たようなニュアンスだと思うんですけど、どこが違うのか・・・。
ググったけど分かんね―!!

あとブログのラベルに「T.R.E.A.M.」のラベル、新しく作った方が良いかもですね。
この界隈の動きが活発すぐるので。

2011年11月29日火曜日

レッドシューズin名田庄:地元に奥田民生が来るー!

タイトルの通りなんですが、我が地元で奥田民生さんがライブです。

東京・名古屋・大阪や各地方の都市に住んでいる方は「そんなに驚くこと?」と
思うかもしれませんが、そういう方はこちらを一読。主催の方のブログです↓

■レッドシューズin名田庄:おおい町名田庄地域につきまして

上記のエントリー、何と言っても1.がスゴイな(自分の地元やけど)。

「JR電車は走っておりません。」
「バスは当日、行きは走ってますが帰りはありません。」

ある意味フジロックより過酷かもしれない笑。

でもホントに交通機関がないんです!
コンビニどころか、食料品を買うようなスーパーとかもほとんどありません!
夜の20時になると大体の所が真っ暗になって、鹿が車道歩いてるような所ですよ!
罠をしかけておいたら猪が引っ掛かるような所ですよ!クマとか普通に出ますよ!
でもそんな所に、奥田民生さんみたいなレジェンドが来てくれるんですよ!

・・・名田庄誇らしい(歓喜)。

離れて8年経ちますが、一応地元なので色々と情報が入ってきます。
当日はカオス間違いなし。なぜか50代くらいのおばちゃんまで騒いでるらしい笑。
問い合わせがハンパないみたいですが、もうチケットは売り切れてるみたい。

個人的には、地元の中学生~高校生あたりが楽しんでほしいです。
ホントに典型的な過疎地域で、夢も希望もないような場所なんで、娯楽なんて当然ない。
そんなとこで閉塞感を感じてる若者が、こういうイベントを通して何か感じてもらえたらなー。
なんてことを東京の端っこで思っとります。

2011年11月28日月曜日

Young L - Praktica





















予告通りBlack Fridayにリリースされましたね。自分はアナウンスがあった時に1週間
勘違いしてて、「結局リリースいつなのよ?」って焦ってしまった・・・

前作の『As I Float』がこれまでよりもメロウな路線だったので(それはそれで好きでした)、
今作で以前のYoung Lの作風に戻った感じ。んでいつも通り最高!

Young Lは天才的なプロデューサーだと個人的には思ってます。多分インストだけ聞かされ
たら、とてもラップのトラックとは思えんわ。ベースとシンセがブンブン鳴ってて完全エレクトロ
仕様。この前リリースされたYoung LプロデュースのO.T.のミクステもかなり良かったし。

ただ残念ながら、PINK DOLPHINのウェアのセンスは分からない・・・。
Black Fridayでセールとかやってるみたいですね(だからって買いませんよ!)。

2011年11月27日日曜日

OJ Da Juiceman - The Lord Of The Rings





















ハロウィンの時がそうだったけど、何かUSのミクステってスゴイ時はとにかくリリースが多くて
全然チェックしきれん事が多い・・・今週はBlack Fridayってことでリリース多め。
しかもMac MillerとLupe FiascoとYoung Lが一斉に出るとか、聞きこまないと良さが分からない
自分には正直キツイ・・・。あとBoss Hogg OutlawzのL.E.S.のヤツも評判良さげですし、むむむ。

OJ Da Juicemanのコレは一昨日リリース。前作の『R&B Juice』はかなりポップで好みでした。
今作は前半がLex LurgerやSouthsideの正にBrick Squadなサウンド、後半になると前作寄り
になります。OJのラップにはLex Lurgerみたいな無機質な音は合ってないんじゃないかなーと
思ってる所もあり、個人的には後半の方が好きです。このアホっぽい感じがイイんです!

2011年11月26日土曜日

Mac Miller - Black Friday





















Mac Miller君がまたしても唐突にミクステをドロップ!不意打ち多いな!

ただ前作の『I Love Life, Thank You』みたく新たに製作したものじゃなく、過去音源・未発表
音源のMIXになってます。本人曰く「16~17歳の頃の曲」で、「興味あったらチェックしてね」
とのこと。ただ、まだMac Miller君は確か19歳くらいのはず。なんで16~17歳っていっても
まだ3~4年前・・・若いって素晴らしい!

過去音源の中でも、特にラジオとU-Streamで初めてフリースタイルを披露した時の音源が
入ってるのが面白い。例えばロックだと、こういうのってベテランになってから「レア音源集」
みたいなのに入るようなイメージだったので。

そして何より、過去音源・未発表音源で構成されたこのミクステもやはりなかなかに格好いい
という事実・・・何て恐ろしい子!

2011年11月25日金曜日

Black Milk & Danny Brown - Black and Brown



















この組み合わせを聞いた時は「かなり面白いことになるんじゃないの!」という期待・願望が
あったのですが、いざ蓋を開けてみると、案外正統派のヒップホップの枠に収まってる印象。
Danny Brownの怪鳥ラップも、『XXX』に比べると鳴りを潜めてます。それでも先入観を抜きに
して「正統派のヒップホップ」として聞くと、相当に格好いいのは間違いない!!強いドラムと
ラップの組み合わせには、いつでも1ラウンドKOされる自分がいます。『XXX』の時の奇怪な
印象が強すぎて、刺激を求めすぎてたんだなーとちょいと反省。

あと全10曲の内Black Milkによる短いインスト曲が何曲か挟まれてるんですが、それがイイ。
J Dilla『Donuts』やMadlib『Beat Konducta』シリーズを思わせる感じ。この辺り、かなりツボに
入りました。J DillaからBlack Milk辺りの下の世代に、ちゃんとバトンは渡されてんだな。

しかしRandom Axeの時といい、こういう作品をディストリビュートしてくれてるdiskunionさんには
マジで感謝です。Soundcloudで済ませることも出来たけど、こういうのはやっぱりフィジカルで
欲しかったので!

2011年11月23日水曜日

Ludacris - 1.21 Gigawatts: Back To The First Time





















Cherry Brownもブログでレコメンドしてた、Ludacrisの最新ミクステ。
ジャケの『バック・トゥ・ザ・フーチャー』オマージュがイイネ。

客演が超豪華。こちらも最近リリースのミクステが話題の2 ChainzからMeek Mill、Waka Flocka、
Gucci Mane、Rick Ross、Big K.R.I.T.、Wiz Khalifaってスゴイ!これ去年のアルバムよりも豪華
なメンツやん!

曲がバラエティ豊かで、聞いてて全然飽きないです。Three Six MafiaのJuicy Jプロデュースの
曲が完全に「Juicy J」(ハットがチキチキ鳴りまくってる)で笑った。Big K.R.I.T.の曲もあります。
ラップの客演も多いですけど、プロデュースでも色んなとこに引っ張りだこですね、Big K.R.I.T.。

結構最近のヘビーローテーションになってます。落としといて損はないよ!
いつも通りジャケをクリックでDL先へ飛べます~。

2011年11月22日火曜日

Budamunk - Blunted Monkey Fist





















前哨戦的MIX「Grimy Temple」を経ての、Budamunkの1st買ったぜ聞いたぜ!

アルバム聞いて、「Grimy Temple」が何故「前哨戦」なのか良く分かりました。
全体的に「Grimy ~」同様、東洋・アジアを思わせるようなフレーズがサンプリングされてます。
強烈なベースとチープなドラムのビートは、もはや「Budamunk節」とでも形容したい域。

客演はDown North CampやSoul Jugglerz関係から多数参加。注目なのは、これが最後の録音
と噂のPSGが参加してる「Bad Beautiful」。ホントにこれが最後なのだろうか・・・(曲は最高!)。
ボクが大好きな仙人掌とISSUGI(2人はMONJUとしても参加)は、相変わらず「惚れてまうやろ」
的な格好良さ。OYGもいつも以上に凶暴でヤバし。

ラップが乗った曲だけじゃなくて、当然インスト曲もあります(割合だと半々くらい)。Budamunkの
トラックはかなり変則的で奇天烈なので、ラップが無い分インストの方がトラック自体の面白さを
理解しやすいんじゃないかと個人的には思っとります。YouTubeで公開されてた「Blunted Fist」や
「Waterfall Meditation」は最高にドープ。こんなビートにこそ「ドープ」って言葉を使いたいすね!

Budamunkはこの後もGreen Butterとしてアルバムのリリースも控えてるし、今年のリリースは
全部で何枚になるんだろうか。というかオレは今年Budamunkにいくら金を注ぎ込んだのか・・・。

2011年11月20日日曜日

KYN - Silent Power Feat.QN,SALU

KYN from SD JUNKSTA の2ndアルバムから先行曲「Silent Power」公開ですよ!


DJ ISSO + KYN = KOISSOYAMA

NORIKIYOがTwitterで「KYNがヤバいことになってる」
みたいな事をツイートしてましたが、確かにこれを聞く
限りはそれも頷ける出来!最高ですね。

KYNだけじゃなくて客演のQNとSALUもかなりiLL!!
QNのイカれたトラックに乗せて、2人共かなり変態的な
ラップを聞かせてくれてます。特にSALUがイイなー。
PVも最高、ってこっちもQNが製作かコノヤロー!

KYNの2nd『遺伝子変革』は12月9日発売、ZAKAIでは
もう予約開始してますね。そういえばKOISSOYAMAの
MIXも出てるんだった。こっちも併せてチェックせねば。

2011年11月19日土曜日

Drake - Take Care





















アルバム発売前の全曲試聴・ストリーミングが当たり前の昨今ですが、個人的には
そういう事をしないでCDを買う方が楽しかったりします。衝動買いしたり、ライターの
方が書いた文章で判断して買ったり、アーティストへの信頼で買ったり。

試聴をしないで買うのはリスキーですが、何の情報もないままCDを再生して、自分
好みの音ドンピシャだったり、自分の知らない音楽が流れてきたりした時の快感が
堪らない!まあ、この辺はギャンブルと変わらないのでおススメしません・・・。

で、Drake『Take Care』ですよ。先行シングルの「headlines」はPV死ぬ程見ましたが、
発売前のリーク音源は一切聞かず、ネットに出てたScrewed & Chopped MIXも聞かず、
当然店舗でも試聴せず、タワレコで商品見つけて即レジにダッシュ。

結果ですが、Drakeを信頼して良かった(涙)。「Thank Me Later」も結構な名盤だと
思うのですが、それすら軽く飛び越えてた。基本は「Thank Me Later」を深化させつつ、
更に新機軸も見せつつの理想的な2nd。コイツはスゴイ、HYFR!!!

特に面白かったのは、The Weekndをフィーチャーした「Crew Love」かな。途中ドラムが
入ってきた時からの気持ち良さが半端ない。あとRick Rossを迎えた「Lord Knows」は、
Kanye Westの「Jesus Walks」を思い起こさせる感じで格好いい。こういう壮大な感じ
の曲をDrakeがやるのが新鮮ですね。他にもいい曲あるけど書ききれない!

いやー、ホントにいいわコレ。これ以上詳しくは書きません。自分の耳で確かめるべし。
店舗で見たら即レジへ、ネットで見たら1クリックで即購入モノですよ!

2011年11月18日金曜日

Atlas Sound - Parallax





















Deerhunterから、ブラッドフォード・コックスのソロ・プロジェクトの3枚目。ジャケのリーゼントと
ビンテージ・マイクの組み合わせが痺れる・・・!

前作の『Logos』から比べると、打ち込みを使った曲やノイジーな曲がなくなって、静謐だけど
甘美でサイケな雰囲気。言葉の引き出しが少ないので上手く表現できませんが、とにかく美しい。
メロディは相変わらず60年代のオールディーズな感じでシンプルだけど、いい曲が揃ってます。
Deerhunterの『Halcyon Digest』もメチャクチャ格好良かったし、今のブラッドフォード・コックスは
絶好調みたいですね。

話は逸れますが、同郷のBlack Lipsも60年代のガレージを踏襲してるのが、個人的にはすごく
面白いと思ってます。アメリカではこういう風に、昔の音楽が絶える事無く次の世代に引き継が
れてるのかなーと思ったり。そんで、そういう土壌が今のUSインディの豊富さを裏打ちしている
のかなと。この辺、誰かプロのライターさんまとめてください(土下座)。

2011年11月16日水曜日

諭吉レコーズからQN(SIMI LAB)のアルバムリリース!

昨日の深夜、SD JUNKSTAのNORIKIYO(@nise_norikiyo)がこんなツイート↓












ototoyでのQNのインタビューとか見てると、結構地元の相模で繋がりあるんだなーと思ってたら
唐突に来ましたね、SDP×SIMI LAB!!

しかもSIMI LABのブログを読む限りでは先行シングルが出るみたいで、フィーチャーリングには
SD JUNKSTAからKYN!諭吉レコーズから出るということは、他にもSD JUNKSTAの面々が
参加してたりするのかなー。NORIKIYOとかBRON-Kまで出てきたらヤバい。

でふと思ったんですが、SIMI LABのアルバムはSUMMITから出してQNのソロは諭吉レコーズ
から出すっていうのは、契約はどうなってるんだろ。PSGはSUMMITで、S.L.A.C.K.のソロは
高田音楽事務所っていうのもあるんで、SUMMITっていうレーベル自体がゆるいのか。

何にせよ楽しみなタッグには違いないので、シングル&アルバムが楽しみ~。

2011年11月15日火曜日

Mobb Deep、復活EPを1日限定でフィジカル販売

『The Infamous...』のロゴは燃える・・・!

Prodigyが出所し活動再開したMobb Deepが、復活EP
『Black Cocaine.』を11月26日にデータで発売しますが、
インディペンデントなレコード屋を支援するために、11月
25日の1日限定で特別限定盤をフィジカルで発売する
そーです。元記事↓

Mobb Deep To Release Deluxe Edition Of "Black Cocaine"Through Indie Retailers For One Day Only

記事中でProdigyが「この限定盤は熱狂的なMobb Deep
ファンのためのコレクターズアイテムだ」って言ってます。


この限定盤がCDなのかレコードなのかは分かりませんが(おそらくCDかな?)、フィジカルはこういう
感じの扱いに徐々になっていくんでしょうね。コレクターズアイテム、嗜好品。基本はデータが中心に
なって、コアなファンはフィジカルに群がる。

個人的にはこの流れで良いと思います。レコ屋はコアなファン相手に商売すればいいし、もう既に
そうなってる部分も多いでしょう。タワレコやHMVがアイドルやK-POPを押しているのは、明らかに
そういう事情が働いてのことだと思いますし。

しっかし、この限定盤マジで欲しいな・・・。日本でも発売してよ(早速釣られている)!

2011年11月14日月曜日

Mac Miller - Blue Slide Park





















何かと話題をまき散らすウワサの放課後ラッパー、祝全米初登場1位!いろいろ見る限りでは
約18万枚売ったとか。J.Coleの20万枚には及びませんが、インディでこんだけ売ったっていうのが
向こうでは話題になってるみたいですね。

アルバムもこれまでの3本のミクステ通りの内容でばっちり!変に気負って微妙なモノが出てくる
んじゃないかと(親心で)心配してましたが、これまで通りで本当に良かった。フィーチャリングは
一切なし、ワンマイクで勝負。好きな曲は一杯ありますが、「Party On Fifth Ave.」と「Missed Call」
かなー。



AKLOがブログでMac Miller君を「Youtube facebook Twitterを最も上手く利用したアーティスト」と
評してましたが、確かに実力だけじゃなくてSNSを上手く利用して登りつめた感はありますね。
変な親心持っちゃってるファンはボクだけではないはず笑。

次からは(多分)メジャーでやるんだろうけど、これまで通りマイペースでやってほしいっす。
いきなりJay-ZとかNaSと共演とかも面白いけどね!

2011年11月13日日曜日

Joker - The Vision





















昨年のGuido、今年のZombyにRustieとダブステップ~ポストダブステップのアーティストの
アルバムがかなり良かったので期待してたのですが、個人的には肩透かしでした。。

歌モノが多いので、去年のSkreamのアルバムに近いものがあるかなと思います。
ele-kingのインタビューでは、野田努さんはこのアルバムを「R&B」と称してましたね。

往年のいわゆる「ダブステップ」な曲から初期ヒップホップみたいな曲まで様々なタイプの
曲が入っているのですが、全体を見渡すと統一感がないというか。
去年のSkreamは意図的にダブステップというジャンルの拡張を図ったのだろうと分かるの
ですが、Jokerの場合はちょっとよく分からない。

どうせならRustieのアルバムみたく無茶苦茶にぶっちぎって欲しかったです・・・
Pitchforkの「4.2」っていう辛口な採点も理解できます。

2011年11月12日土曜日

Nipsey Hussle - The Marathon Continues





















多分みんな度肝抜かれるのは、2曲目の「Who Detached Us」じゃないでしょーか。
何と言ってもフィーチャーされてるのがスティーブ・ジョブズ!完全に「この発想はなかった」。
ジョブズのスピーチをサンプリングしてトラックに載せてます。これ色々と大丈夫なのか笑。

ボクは知らなかったのですが、去年の「XXL」の期待の新人に選ばれてたみたいですね。
Jay RockやWiz Khalifa、Big Seanなんかと共に選ばれてたようです。不勉強を反省。。

このミクステも格好いいです!トラックがバラエティ豊かでかなりイイ感じ。
ラップもばっちりです。LA出身と知って意外、勝手に何となくサウスの方かと思ってた。
移動中に聞くとぶちアガります。

上のジャケをクリックでDL先へ飛べます!

2011年11月11日金曜日

Lloyd Banks - The Cold Corner 2





















自分Lloyd Banks結構好きなんでバイアス入ってるかもですが、これかなり良いです。
斬新な所とか目新しい所はないけど、トラックもラップもバリ固い仕上がり。
ぶっちゃけ去年のアルバムより好きですね。

客演がProdigy、The LoxからStyles P(Styles Pのアルバムに客演してたお返しかな?)、
そして今注目度No.1のASAP Rocky。NYの各世代からピンポイント召喚でなんかイイね!
G-Unitからは誰も呼ばれてないけど・・・(なんでだろ)。

上のジャケをクリックでDL先へ飛べまっす!

2011年11月10日木曜日

BOOTY'N'FREEZE - O.D.B. THE ALBUM





















かなり買うのが遅くなった・・・RAMB CAMPのMC FREEZEが地元が同じ親不孝のBOOTYと
組んだBOOTY'N'FREEZE。発売されてから気にはなりながらもずっと買ってなくて、YouTube
でもチェックせず。最近自分的にタイミングが合って、ようやく買えました。

ジャケットのタギングとかRAMB CAMPのイメージから、オールドスクールなヒップホップかなと
思ってました。自分が期待してたのもそういう音だったんですが、いい意味で裏切られた。
これ、トラックもラップも完全にグライムを意識して作られてますね。

変則的なビートや全編ファスト・ラップが、もろにグライム風味。グライムからの影響をこんな直に
出した作品って、日本語ラップのシーンからは初めてじゃないかしら。そういやFREEZEは一時期、
Twitterで結構グライムのアーティストの話題してたな。ただトラックは普通のグライムよりもBPM
遅め且つダークなエレクトロがかってて、この辺が「Oyafuko Dope Beats」なんだろな。

「最近の音楽つまんねー」みたいな事言ってる暇あったら、BOOTY'N'FREEZEみたいに刺激的な
音楽自分で探せよな(あと勉強もね)。世界中にいくらでもあるんだから。

2011年11月9日水曜日

Cherry Brown - Am I Crazy?

盛り上がってる(?)Cherry BrownとRANLのビーフ。最初にCherry BrownからTwitterで
「RANLを潰す」と仕掛けて1曲、RANLがそれにアンサーで1曲。

正直自分はここまでは全然このビーフに乗れなかったっす・・・。お互い曲がイマイチとか
そういう事ではなくて、単にRANLに全然興味が持てないから。「アニメ声ラッパー」って何!
アニメ声とかラップに関係ないし、曲が格好良くなかったら意味ないし。

でもこのCherry BrownのRANLへのアンサーはシビレた!これはヤバい。



完全にRANLを潰しにかかってる!しかもRANLのアンサーから1日で返すとか仕事早い!
Cherry Brownはトラックもラップもいつも最高だけど、特にこの辺のラインが気に入ってる↓

「全てあなたのBad Dream」
えっ、夢オチ?
馬鹿らしいだったらまた全員殺せば済む話だろ?

RANLの詰めの甘いリリックを突いて、ロジカルに仕留めにかかってる・・・。

クリスつけて呼べよChris Breezy
おかまいなしぶつ右と左
RANL俺は君を世界の歌姫にさせられるよ
Hi Rihanna

リアーナをDVでボコボコにしたクリス・ブラウンと自分を重ねてるっぽい、やべー!!

アウトロの「声潰さないようにね」も笑った。最高の切り返し、RANLは詰んだ感ある。
さて、ここからどうアンサーしますかね。注目!

2011年11月8日火曜日

Young Lのビートでお前がラップ!

Young Lの「NEW YOUNG L BEATS 4 SALE!! CHECK THEM OUT HERE!!」という
ツイートと共に、こんなリンクが貼られてました↓

http://younglproductions.com/beats/

んでリンク先のページに飛んでみると、こんな感じになってた!



















Young LのビートをiTunesみたいな感じで、試聴して普通に買えてしまうという・・・。
今日知ったんですけど、前からこういうことやってたんでしょうか。

値段は225ドル~500ドルまで。自分でビートの出来を吟味して値をつけてるのかな。
「ふむ、これはイマイチだから250くらいかな~」とか、「売れないし値下げるか・・・」とか。

でもこれ今は円高なんで、今日のレートで換算すると1ドル78円。一番高い500ドルの
ビートを買っても500×78=39,000円!なんかスゴイお得感やないの。

どこの国の誰だろうが、Young Lみたいな今が「旬」のアーティストからビート買って曲を
作れるとか、なんてステキな時代。

2011年11月6日日曜日

Black Milk & Danny Brown - Black and Brown

デトロイト発の注目タッグ、「Black Milk & Danny Brown」来たで!



トラックがもろにデトロイト風というか、J・ディラ直系の太いドラムで格好いい!
ラップはBlack Milkの直球な感じもいいけど、やっぱDanny Brownのイカれたフロウが最高。
XXX』の時と変わらない怪鳥ラップが炸裂してますね。

アルバム『Black and Brown』も2人でラップしてるんでしょうか。
Amazonの解説を読んでたらDanny BrownがラップでBlack Milkがトラックの分業なのかなーと
勝手に思ってたんですが、この曲聞く限りはBlack Milkもちゃんとラップしてますね。
Random Axeもかなり格好良かったし、こっちのアルバムも楽しみです。

2011年11月5日土曜日

Budamunk - Grimy Temple


Budamunkの1stソロアルバム『BLUNTED MONKEY FIST』の前哨戦的MIX!

MIXのタイトルにある「Temple(寺)」の言葉通り、1曲目「Intro」から鐘の音が鳴り響いてます。
その後もオリエンタルな雰囲気のヒップホップや、当然ながら少林寺からWu-Tang Clanの曲
なんかのMIXが続きます。もちろん激ヤバい。ウー一族の曲はやっぱり燃えるで・・・!

他にもS.L.A.C.K.やISSUGI、OYGといったBudamunkの身内の曲も入ってますが、何と言っても
今回のMIXの目玉はBudamunkのアルバムからの曲が入ってる事でしょう!

既にYouTubeで公開されてる「Blunted Fist」ともう1曲収録されてますが、2曲とも文句なし!
もう1曲の内容はこのMIXのトラックリストが発表されてないので、一応秘密にしときます(汗)。
ただソロアルバムも相当キテますね、これは。

何でもこの『Grimy Temple』、既にパート2の構想があるとか。 こっちも早く聞きたいなー。
パート1の方も限定生産みたいなんで、早めゲットしときましょう!

2011年11月4日金曜日

Soulja Boy - Skate Boy (Deluxe Edition)





















Soulja Boyから、今年4枚目(多分)のミクステ。頑張るなあ。

多作なのもそうなんですが、この前のミクステ『Supreme』はとにかく長かった・・・。
今iTunesで確認してみたら「1.6時間」ってなってたんで、96分。映画1本観れちゃう時間。
ホント聞くだけで結構疲れちゃったんで、ぶっちゃけ1回しか聞いてません。

今回もこのくらい長かったらツライなと思いながらDatPiffのクレジット見たら「new EP」って
記載があったのでやった!と思ったら、バッチリ17曲1時間ありました。これEPじゃねえよ!

Young Lと一緒にやった曲と、Drake「Headlines」ジャックの曲がなかなか良かったです。
あと毎回曲単位でボリュームとビットレートが違いすぎるの、何とかしてください。

2011年11月3日木曜日

S.L.A.C.K. - この島の上で




















S.L.A.C.K.個人としての4thアルバム。
個人名義では今年2枚目、Sick TeamやCes2とのコラボを含めると4枚目ですね。

情報解禁になったのが発売日(11/2)の前日、つまり店頭入荷日にリリース発表っていう、
普通ならあり得ない展開。PUNPEEも「『告知するな』って言われてるからしません。」って
ツイートしてましたね。

アルバムはジャケット見たらある程度想像つくかと思いますが、3.11以降の日本が題材の
コンセプトアルバムみたいになってます。

ただ、被災地の方に向かって「頑張れ」って言うでもなく、ここ最近のSEEDAみたいに政治的な
トピックを持ちだすわけでもなく。地震や原発・放射能の問題で混乱気味の日本に生きている
S.L.A.C.K.の日常を、淡々とラップしてます。いろんな不安とか恐怖にさらされながら、それでも
これまで通り生活するしかないS.L.A.C.K.の姿がまるで自分のようで、心に沁みる。

多分S.L.A.C.K.のこれまでのアルバムで、一番パーソナルな作品じゃないでしょうか。
情報解禁を発売直前まで控えて宣伝もしなかったのは、S.L.A.C.K.の今の素直な心情・表現を
リスナーに「商品」として捉えて欲しくなかったからなのかな、と思ったり。

震災関連の音楽や表現は色々あったけど、これが自分には一番しっくりきた。

2011年11月2日水曜日

ASAP Rocky - LiveLoveA$AP




















ハロウィンだからか、昨日から今日の朝にかけてミクステのリリースラッシュが凄かった。
ボクが把握してるだけでもFat Joe、Soulja Boy、Jim Jones、Freddie Gibbs、PRGzなどなど。
多分日本では話題にあがってないだけで、もっとリリースがあったはず。本場はすげえな!

そしてその中でも一番注目を集めてたのは、このASAP Rocky『LiveLoveA$AP』だったはず。
リリース直後はアクセスが集中して、ダウンロードが進まなかったみたいなツイートもちらほら。
「Purple Swag」や「Peso」、Smoke DZA「4 Loko」での客演で話題集めまくった後、しかもこれが
1作目のミクステとあっては、まあムリもないかな。

肝心の内容ですが・・・コレはすごい!予想の遥か上を飛び回ってた。東海岸や西海岸にサウス、
さらにはクラウド・ラップやスモーカー・ラップの流れも飲み込んで、何なんすかこれ。

「Purple Swag: Chapter2」や「Peso」は言わずもがな、冒頭の「Palace」から早くも危険。
とにかくClams Casinoプロデュース曲がイカれてる。フックのピッチ落としたラップが格好いい!
かと思いきや、いきなりLAでレイドバックしてる感じの「Houston Old head」みたいな曲が出てきて
おもろい。客演もSchoolboy QやMain Attrakionz等、ちゃんと旬の所を押さえててイイ。

Big SeanもWiz KhalifaもJ.Coleも、今年のニューカマーの印象が全部吹っ飛んじゃった。
もう後に残るはMac Miller君。この衝撃に対抗出来るのか・・・。

2011年11月1日火曜日

PUNPEE (PSG) - "P≠† (Who is Tanaka?)"

PUNPEEが10/29の「田中面舞踏会」@恵比寿リキッドで限定販売した曲を、イベントに
行けなかった人向けにSoundCloudにアップしてくれました!ありがてえ、ありがてえなあ~。



タイトルの「P≠†」は前のエントリーで触れた通り、「PUNPEE=コンタナ説」から来てますね。
リリックでも「PPPちゃんは田中さんじゃない」ってちゃんと言及してます笑。
この他にもTwitter発のイベントってことで、それ関連の言葉遊びが幾つかあって面白い!

「あれも田中 これも田中 あれ、、、違う あれはgogonyanta!」
※gogonyanta(@gogonyanta)さんは、有名な日本語ラップブロガー。

「いい歳のねーちゃん ラジかるッにウチくる!?」
※コンタナさんがTwitterのアイコンに使ってた中山秀征司会の番組名を引用。
   どうせなら「DAISUKI!」とか「夜もヒッパレ」も・・・

「とりま俺は田中ではなくて高田」
※PUNPEEの本名は田中じゃなくて高田。こういう所から噂が流れたのかな?

「あれ、、、違う あれはbenzmafia!」
※benzmafia(@benzeezy)さんは日本語ラップ.comの中の人。

リリックだけじゃなくトラックも、バウンスするビートの上にまさかの少年隊「仮面舞踏会」を
サンプリング笑!これはヤバし!ヤイヤイヤ ヤイヤイヤ ティヤ!

すぐに消されちゃう可能性もあるんで、興味ある人は早めにチェックしときましょ~

2011年10月31日月曜日

ラッパーのホモフォビア発言

先週あるラッパー(結構有名・・・)が、Twitter上でホモフォビアとも取れるツイートをしてました。
ボクはその発言を見て「あ、炎上するかも」と思ったのですが、実際はむしろ逆。そのラッパーの
取り巻きやファンが、そのツイートに同調するような事を言い出す始末でした。
ボクがそのツイートを見た時点でメンションしておくべきだったなと、今は罪悪感・・・

ただ、ラッパーがこういった差別発言をするのは、特別珍しいことではないです(残念ながら)。
かの有名なパブリック・エネミーのチャック・Dでさえ「ゲイは生物学上おかしい」みたいな発言を
してた位なので。ちょっと前だとエミネムがエルトン・ジョンを中傷したり(後で仲直りしてましたが)、
日本でも超有名なラッパーが口滑らした事とかありましたからね。

ロックやテクノの世界ではそういった発言はほぼ皆無なのに、なぜラッパーになるとこんなに多く
なるのか、随分前から不思議です。ラップの世界は基本マッチョな世界なので、そういった態度が
格好いいと思われてるのでしょうか。マジでホントに謎。

SIMI LABみたいにマイノリティの立場をレペゼンするラッパーが増えてる中で、同じマイノリティ
である同性愛者を差別するラッパーが普通にいるって、何か不健康な感じがします。
HAIIRO DE ROSSIあたりが、シーンの内部からこの辺を糾弾してくれると一番良いのですが。

2011年10月30日日曜日

MACCHO, NORIKIYO, 般若 & DABO - Beats&Rhyme

なんか唐突にすごいコラボ曲キタよこれ、めちゃくちゃ格好いい!



MACCHOと般若はよく絡んでますけど、他の2人(特にDABO)は意外な組み合わせ!
この4人を並べて見ると、NORIKIYOがなぜかナードに見えるという笑。

『"The Exclusives" - Japanese Hip Hop Hits Vol.2』というMIXに入ってる曲みたいですね。
発売元のManhattan Recordsで情報を探してみたんですが、まだ詳細はアップされてない模様。
タイトルからして、おそらくこのMIXの続編でしょう。

個人的には般若verseが最高!「あゆは浜崎 パンはヤマザキ 長淵生まれ ヒップホップ育ち」
とか、正に般若なパンチライン!PVではV-Neck着てるし、なぜかRECシーンでは上半身裸だし。
他の3人も個性の強いラッパーですけど、その中でも存在感が異様というか「別格」。

PVも安心のghettohollywoodクオリティ。もう日本語ラップのPVは、全部ghettohollywood製作で
良いんじゃないかと思いまふ。トラックについては記載がないので誰が作ったか分かりませんが、
こちらも素晴らしいっす。

こんな豪華なメンツが揃った曲は、去年のAnarchy・Rino Latina II・漢・Maccho「24 Vars To Kill」
以来ですね。REMIXも「24 Vars To Kill」並みの祭りになるかな?

2011年10月29日土曜日

本日、今夜が田中面舞踏会@恵比寿リキッド!!



Twitter上でのちょっとした有名人、今夜が田中山ビデ(@konyagatanaka、通称コンタナさん)が
主催(?)のパーティー「今夜が田中面舞踏会」が本日、恵比寿のリキッドでついに開催!

「田中山ビデって誰?」「コンタナって何やねん」と思う方も当然いるかと思いますがこのイベント、
出演者が超豪華です。AKLOにCherry Brown、ナオヒロック(!)にILLICIT TSUBOI + ILLREME
SESSION、そして極めつけはPUNPEE from PSG!何でこんなメンツが集まったんだ笑。

そういえば、結構前にPUNPEEがDOMMUNEでDJをした時に「コンタナ=PUNPEE説」が浮上して、
それをPUNPEE本人が「コンタナって誰だよ!」ってシャウトして自ら否定した時がありましたね笑。
コンタナはPUNPEEじゃないと。いや、本人だから出演してるのか??もうよく分かんねえ!

各種割引があるそうですが、とりあえず「田中面」という仮面をつけてるか、名字が「田中」の人は
500円割引みたいです。詳しくは、以下のtumblrをチェック↓

T.R.E.A.M. tumblr.

ちなみに「T.R.E.A.M.」は、「Tanaka Rules Everything Around Me」の略みたい。
元ネタはWu-Tang Clan「C.R.E.A.M.(Cash Rules Everything Around Me)」ですね。

何というか、Twitterとかネットの世界からこういう奇妙なイベントが起きるの面白いですね。
AKLOがブログに書いてましたが、「あまりにも新しい匂い」がしてる。色々と謎すぎるし!

本日夜の予定が空いてる方は、ハロウィン・パーティーも兼ねて参加してみては如何かと。

2011年10月28日金曜日

Sir Michael RocksとSmoke DZA、Jetlife入り!

Sir Michael Rocks 『Premier Politics』

The Cool KidsのMC・Sir Michael Rocksが、Curren$yや
Trademark da Skydiverの所属してるJetlifeとサインした
みたいですね↓

Curren$y Signs Sir Michael Rocks

JetlifeとSir Michael Rocks、かなり相性良さそう!

正直Cool Kidsの1stはあまり好みでなかったのですが、
Sir Michael Rocksのミクステ『Premier Politics』には正直
やられた。Cool Kidsの2ndも聞いてみようかな。


んでこのエントリー書くのにJetlifeのHP見てたんですけど、Smoke DZAがJetlifeのメンツに入ってない・・・
てっきりスモーカー同士つるんでるのかと思ってたんで意外だなーと思ってたら、こちらも最近サインした
模様です↓

Curren$y Signs Smoke DZA To Jet Life Recordings

てか、今まで結構共演とかしてたのに、なんでサインしてなかったんだ笑。Jetlifeイイネ!

2011年10月27日木曜日

KENTZ - Crazy Feat. GEN, SALU

KENTZのミクステ『KiDULTHOOD』からの2ndカット。



なかなか格好いいな。トラックとかフックの感じは、この前のYoung Lみたいですね。
ミクステはこの曲を聞く限りだと、いわゆる「クラウド・ラップ」な感じに仕上がってそう。

リリースは10月31日らしいです。ただブログを見てると、当初は3月にリリース予定だった
みたいなんで、また延びたりしないかちょと心配ではあります。

作品としての出来は、Cherry BrownがTwitterで「ホントにこれタダで出しちゃうの?」的な事
言ってたくらいなんで、かなり期待してます。

2011年10月26日水曜日

Waka Flocka Flame - Lebron Flocka James 3





















『Lebron Flocka James』シリーズの最新作。これまではWaka Flocka Flame一人でしたが、
今作はBrick SquadからSlim DunkinとWooh Da Kidも参加。Brick Squadは先週、Frenchieと
Wooh Da Kidのミクステも出してましたね。ハードワーク、ビガップ!

Wakaはこの『Lebron Flocka James』シリーズの他にもバスケのユニフォーム着たミクステを
出してたりするんですが、バスケ好きなんでしょうか。ちなみにタイトルの元ネタは、NBAの
人気選手Lebron Jamesですね。そのまんまですが。ジャケのユニフォームもちゃんとLebronの
所属チーム「マイアミ・ヒート」に合わせてる。

内容もかなり格好いい!3MCのハードなラップにテンション上がります。
珍しくオート・チューン使ってる曲もありますね。
トラックはSouthsideというトラックメーカーのモノがほとんど。Wooh Da Kidのミクステにも
かなりトラック提供してましたが、短期間で一体何曲作ったんでしょう。凄っ。

WakaとSlim Dunkinのコンビはやっぱいいなー。この二人は『Twin Towers』というシリーズの
ミクステも出してて、こっちもメチャクチャ格好良いです。

さすがにBrick Squadは勢いありますね!ただボスであるGucci Maneは塀の中・・・

2011年10月25日火曜日

「本を売るなら」→「旧譜を買うなら」ブックオフ?

ボクがブックオフに行く時は、大抵DVDか本・マンガを売る(要はお金がない)時です。
ただ、最近たまにそれ以外の時もちょこちょこブックオフに通ってます。

「一体何してんのよ」って買い物に決まってるんですが、CDの500円均一のコーナーだけを
重点的にチェックしてます。普通の中古CDコーナーよりも意外なのが埋まってたりして、
なかなか面白いです。単純にお金がない、というのもありますが・・・

この間もちらっと家の近所のブックオフでチェックしてたのですが、異様な程90~00年代の
USヒップホップが充実してました。覚えてる範囲では、Dr. Dre『2001』、Nas『It Was Written』
『I am...』、Busta Rhymes『The Coming』、Wu-Tang Clan『Wu-Tang Forever』『The W』、
Missy Elliott『This Is Not A Test』、Outkast『Speakerboxxx/The Love Below』、等々。
あ、あとIce Cubeのソロアルバムはほぼ全て揃ってました。N.W.A.もあったな。

想像するにその辺に住んでいたヒップホップ好きの兄ちゃんが、引越しか何かで手持ちの
CDをそのブックオフで処分したのでしょう。ディスクユニオンでの方が高く売れそうですが、
なぜにブックオフを選んだのか。

そういえば会社の先輩で、ちょっと家を空けてる間に持ってたCD3000枚をオカンに処分された
残念な人がいました。そういう恐ろしいケースも考え得るな・・・

2011年10月24日月曜日

『V フォー・ヴェンデッタ』とウォール街の占拠運動


映画やコミックは見たことなくても、このマスクに見憶えが
ある人は多いのではないでしょうか。

『V フォー・ヴェンデッタ』。コミックは1988年にDCから発刊、
映画版はナタリー・ポートマン主演で2006年に公開されて
ます。映画版もそこそこ面白いのですが、設定がちょこっと
変わっていたりするので、個人的には原作のコミックの方が
オススメです。

核戦争後のイギリスを支配するファシスト政府に対して、
コードネーム「V」と名乗る謎の男が革命を目指して攻撃を
仕掛けていく、というのが大まかなあらすじです。

原作はアラン・ムーア。『ウォッチメン』の原作で有名ですね。
冷戦真っ最中に書かれたせいか、どちらも「核戦争」が背景
にあるのが面白いですね。ボクはこの時代まだ全然ガキで、
気がつけばソ連もベルリンの壁も崩壊してました。なので
この辺りのリアリティは掴めませんが、興味深いですね。

で、最近ニュース等でこのマスクをちょこちょこ見る機会があります。最近だとNYのウォール街の占拠
Occupy Wall Street)でこの仮面を被った人がいましたね。東京での同様の運動にもいました。
他にハッカー集団「Anonymous」のメンバーも、この仮面をシンボルとして使ったりしてます。

このマスク自体はガイ・フォークスというテロリスト(?)のマスクなのですが、ウォール街や東京の人、
Anonymousが意識しているのは、コードネーム「V」の方で間違いないですね。「V」は常にこのマスクを
被って、決して素顔を見せません。

「V」が目指す革命は「アナーキー」、原作によると指導者のいない「自発的秩序の状態」です。ちなみに
原作者のアラン・ムーアもアナキストですね。ただ、これとは別に「全て彼ら次第だ」という台詞もあります。
「彼ら」とはイギリス国民の事ですね。「アナーキー」状態だけが選択肢ではなく、ファシスト政府に代わる
新しい指導者・政府を選ぶことも選択肢の一つであり、その選択は「全て彼ら次第だ」と。

「Anonymous」は、単に革命のシンボルとしてこのマスクを使用しているのだと思います。
ただウォール街や東京でこのマスクを被った人は、作中の「全て彼ら次第だ」というメッセージを表した
かったのだと思います。つまり、「政府でなく、自分達がこの国の未来を決める」。その象徴として、
このマスクを被っていたのではないでしょうか。

作中では「V」の行動が最終的にどのような結果となったか、はっきりと書かれていません。
暗闇のハイウェイを男が歩いていく場面で終わります。現実では果たして、どうなるか。

2011年10月23日日曜日

映画『ジ・アベンジャーズ』トレイラー公開(されてた)!

マーベルの最終兵器『ジ・アベンジャーズ』のトレイラーが公開されてた!
ヤバす!ヤバす!ヤバす!



今日PSGのPUNPEE(@PUNPEE)がツイートしてて知りました。
結構前(10月11日)に公開されてたんですね(汗)。全然知らんかった!

アイアンマン、ハルク、ソー、そして現在公開中のキャプテン・アメリカ!
ハルク役がエドワード・ノートンじゃなくなってるのが残念ですが、まあしょうがない。。

パッと見た感じではアイアンマン中心にストーリーが流れていく感じでしょうか。
本来ならばキャプテン・アメリカがリーダーのはずですが。
ソーの弟、ロキも登場してましたね。どういう風にストーリーに絡んでくるか楽しみ。

あと注目は、ホークアイ役のジェレミー・レナー。『マイティ・ソー』にもちょっとだけ
出演してました(見てる時は分からなくて、後で知ってびっくりした)。
『ハート・ロッカー』『ザ・タウン』での演技が最高だったので、超期待。

もうこんだけキャラクターが出てくるだけでお腹いっぱいなので、後は適当にド派手に
やってくれれば個人的には問題ないです!

2011年10月22日土曜日

Noel Gallagher's High Flying Birds - S/T




















いやー、聞いちゃったというか買っちゃった。

自分はオアシスが海外の音楽を聴き始めるきっかけだったんで、
やっぱりこのアルバムは無視できなかったっす(BDIはシカトしたけど)。

曲の粒はオアシス初期の頃のクオリティには及ばない(当たり前)にしても、
アルバム1曲目の「Everybody's On The Run」や先行曲の「If I Had A Gun…」、
「(Stranded On) The Wrong Beach」とか、結構いい曲揃ってる。

アルバム全体を通してもオアシスの3rd『Don't Believe The Truth』のような、
いかにもノエル兄貴が好きそうなテイストで統一されていて全然悪くない。
派手さはないにしても、むしろ渋くてオレ好み。

「兄貴、やっぱりこういうのがやりたかったんだなー」としみじみ。

1回目に聞いた時はかなり地味で物足りなくて「やっぱ兄弟揃って無いと・・・」とか
思ってたんですが、聞きこむ毎に良く聞こえてくる。

「最高」まではとても言えませんが、普通にいい。これが兄貴の底力か。

少なくとも「空飛ぶウンコ(by リアム)」ではなかった。

関連エントリー:
ノエル兄貴の新曲を聞いた!/ Noel Gallagher's High Flying Birds - The Death Of You And Me
Noel Gallagher’s High Flying Birds - If I Had A Gun

2011年10月21日金曜日

Fiend - Smokin' Champagne





















Fiendの今年に入って3作目(!)のミクステ。頑張るな―。

客演は、Big K.R.I.T.やCornerboy P等々。Cornerboy Pはこの前のミクステ良かったですね。
他にも何人か参加してますが、正体掴めず・・・JetLife関係のラッパーかな?

トラックは90年代っぽい、甘いメロディアスなモノが多め。そこに低い声のFiendのラップが
重なってとてもイイ感じ。今年出たミクステ2本も良かったですけど、一番好きかも。
ジャケやミクステのタイトル通り、「大人の余裕」を感じますね・・・!

FiendってもともとMaster Pの「NO LIMIT」所属だったはずなんですが、Curren$y辺りと
絡んでる間に、すっかりJetLifeな(スモーカーな)イメージになってますね。
結構ハマってると思うので、このまま「ihiphop」辺りからアルバムリリース希望。

2011年10月20日木曜日

SIMI LAB - Uncommon from "Page 1 : ANATOMY OF INSANE"

SIMI LABの1stアルバム『Page 1 : ANATOMY OF INSANE』から「Uncommon」アップ!



いやいやいやいや、これは危険。とんでもないもんぶっ込んできた!

OMSB'Eats→MARIA→QN→DyyPRIDEの順でマイクリレー、完璧。
しかも全員ラップ上手くなってるよ・・・個人的にはOMSB→MARIAの流れが好き!

トラックはQNかと思いきや、WAH NAH MICHAEL(OMSB)。前に何個かフリーのトラック集を
アップしてて良かったけど、こっちも負けず劣らず格好いい。不穏なベースラインにそそられる。
ライターの火を灯しながら、暗闇の中でラップするPVが更に不穏さを煽ってる。いいね。

普通って何?常識って何?
んなもんガソリンぶっかけ火付けちまえ

フックのリリックですが、これは「ele-king」でのSIMI LABの記事『異邦人たちの夢』を読むと
分かりやすいですね。マイノリティの立場から、社会への違和感の表明。

そしてそんな曲がアルバムからの1stカットであることも、間違いなく確信犯でしょう。
SIMI LABからボクらへのメッセージであり、強烈な先制パンチですよ、これ。

アルバムもヤバいこと間違いなし。期待しすぎても足りない。

2011年10月19日水曜日

WAX - FIVE / MPC from "DJ LIKEST - AIRTIGHT SERVICE"



SD JUNKSTAの曲者、WAXの最新PV。

この2曲はDJ LIKESTのMIX『AIRTIGHT SERVICE』に収録されてます。

このMIXは他にもNORIKIYOやBRON-K、OJIBAHにTKCも参加してるんで、
SD JUNKSTAのファンは迷うことなく買うべき一枚!

いやー、しかしWAXヤバい。SD JUNKSTAの中では3枚目キャラになってますが、
毎度かなりスキルフルで変則的なラップかましてる。リリックも面白いし。

これとか↓



ソロ作『神成り』も良かったし、同じSD JUNKSTAのKYNとの『WAX-N-KYN!』も良かった。
RAU DEFが注目されるきっかけになったPSGのリミックスにも参加してたな。

SD JUNKSTAはNORIKIYO、BRON-K、DJ ISSO辺りが注目されがちな気がしますが、
WAXの動きにも要注意っす。

2011年10月18日火曜日

MINT - Dance (ケツ)

ミンちゃんこと、MINT(@minchanbaby)がBig Seanの「Dance(A$$)」をジャック!
このジャックはてっきりCherry Brownがやると思ってた!



中盤辺り、Big Seanのフロウを再現してるのがスゲー。
MINTってラップがどうこうっていうよりも、とにかくキャラ立ちしてるラッパーって
印象を勝手に持ってたんだけど、完全に覆った。すんません(土下座)。

しっかし、「ケツ」「ケツ」「ケツ」「ケツ」って連呼するコーラス部分は最高!
Big Seanの「Dance(A$$)」の方も「Ass」「Ass」「Ass」「Ass」って連呼してるから、
フロウだけじゃなくリリックも忠実にトレースしてるんか。素敵。

というか、これまでトラックがとにかくカッコいいから全然気にしてなかったけど、
これ、よくよく考えたら相当なバカ曲やん!

2011年10月17日月曜日

Mac Miller - I Love Life, Thank You





















放課後ラッパー、Mac Miller君が最新ミクステを唐突にドロップ!
上のジャケ写をクリックでDL先に飛べまっす。

Mac Miller君のTwitter(@MacMiller)フォロワー100万人突破記念らしいですね。

これまでも10万人単位でフォロワー数が増えた時はフリーDLで曲を発表してましたが、
今回はサプライズ的な意味合いを込めてミクステにしたようです。さすがや!
本人も「ミクステびっくりした?」みたいなドヤツイートしてて思わずこちらもニヤニヤ。

ミクステの内容ですが、さすがに急遽作った感があります。音質イマイチなのも、ちょっと残念。
前2作と比べるのは野暮かな。それでもゲストにタリブ・クウェリ&バンBを迎えてて豪華。
iTunesに入れた時、「ジャンル」が「Road 2 A Million Fans」ってなっててワロタ。

でもこういうのサクッと作って出しちゃうのは、やっぱすげー。
USラップのミクステ文化はこういう所が面白いし、追っかけてて興奮しますね。

もっと作り込んだであろうデビュー作『Blue Slide Park』への期待が嫌でも高まる!

関連エントリー:Mac Miller - Face The Facts (prod. DJ Premier)

2011年10月16日日曜日

10/15 THE MATSURI SESSIONライブ・レポ

昨日のエントリー通り、行ってきましたよ。THE MATSURI SESSION。

前売り券は完売、立ち見のお客さんもかなりの数いて、大盛況でした。
場内撮影禁止だったので、写真がないのが残念。

自分の席ですが、前から2番目のブロック前方というかなりの好位置!
ステージ丸見えでかなりウホウホ。

ライブは、まず1組目はZAZEN BOYS。
選曲は1stと4thからがほとんど。演奏内容も、ぶっちゃけて言えばこれまで通り。
「Cold Beat」中盤のブレイクの所は、相変わらず変態過ぎて笑ったけど。

前に単独で観た時のマンネリ感が払拭されたとは思わないけど、「Asobi」が
ハウス→ファンクになる展開とか、リフ中心のグルーヴィーな新曲「おでん」は
かなりシビれた。もう変拍子の曲とか要らないかも、って思ったり。

次に、KIMONOS。
ZAZENのライブ終わりから普通にレオ今井が入ってきて、軽くサウンドチェックして
そのままライブスタート。向井さんは、なぜかKIMONOSだと絶対ハットを被る。謎。

前半は向井+レオの2人で、後半からはドラムにGREAT3の白根さんが入っての
バンドモード。どっちも格好良かった!個人的には前半が最高だった。

レオ今井がMPCとシンセを使い倒しながら、Voもかなりの部分を担ってた。
向井さんはギターに専念って感じ。正にレオ今井無双。「Yureru」が特に良かった。
KIMONOSは今後も続くのだろうか。出来れば続けて欲しい。

最後に、向井秀徳アコースティック&エレクトリック。今日の個人的な目玉。

なんと、選曲の大半がNUMBER GIRLの曲!「Frustration in my blood」、「TATOOあり」、
「Young Girl Seventeen Sexually Knowing」、そして「OMOIDE IN MY HEAD」!
「透明少女」のイントロだけ演奏して「これオレのパートじゃない」って言って場内爆笑したり
(イントロのギターは田淵ひさ子のパート)。

ラスト2曲は、「ふるさと」と「自問自答」。



NUMBER GIRLの曲で盛り上げた後「ふるさと」を歌うのは、向井さんの震災や被災者の
方々への思いを表している気がします。会場では被災者の方への寄付のためのTシャツ
も売ってました。

そして最後の「自問自答」。久しぶりに聞いたけど、やっぱすごい曲だわ。
アコエレだとギターとVoだけだから、歌詞が際立って聞こえる。
座って聞いていた観客も総立ちになって、アコエレ終了。

アンコールを求める声が鳴りやまない中、ステージにマイクが5本立てられて、ZAZEN+レオが
ステージに再登場。またまた大歓声。

ただ楽器がギター1本しかないので、何をやるかと思ったら、まさかの「安眠棒」を5人で
ボイス・パーカッションで熱唱!結構細かいアレンジもちゃんとやり切ってた笑。
これを5人で練習してたのかと思うとアホすぎるけど最高!会場は大盛り上がり。

次に、向井さんがギターを持っての「KIMOCHI」。要はこれです↓



これまた全員ガチで大熱唱。ドラムの松下敦が意外と声出ててびっくり!
ますます盛り上がったまま、アンコール終了。終了時の野音の盛り上がり凄まじかった!

いやー、ホント楽しかった。特にNUMBER GIRL時代から追っかけてる人にとっては、
たまらないイベントだったのではないでしょうか。
ボクはあまりに楽しくて飲み過ぎて、家に着いた時にはベロベロでした。

またこういうコンセプトのイベント、やってほしいっす!

2011年10月15日土曜日

本日、THE MATSURI SESSION @日比谷野音!

当日のライブ・レポはこちらへ↓

■10/15 THE MATSURI SESSIONライブ・レポ


今日(10/15)は、これに行ってきます↓



向井秀徳アコースティック&エレクトリック・KIMONOS・ZAZEN BOYSと、向井さん出ずっぱり。
こんなに歌って、喉は大丈夫なんでしょうか。。

ZAZEN BOYSは昨年末の単独、KIMONOSもその時にKIMONO BOYS(ZAZEN+レオ今井)
として観れたので、今回の楽しみは向井秀徳アコースティック&エレクトリックです。

アコエレのライブは、大学生の時に一度今は無き心斎橋クラブクアトロ(涙)で観たのですが、
これまでの人生で最も良かったライブの一つです。

時間にして3時間弱、NUMBER GIRLの曲もやってました。

NUMBER GIRLはライブ観れないまま解散してしまったので、ちょっと泣きそうになったり。
「Young Girl Seventeen Sexually Knowing」をやられた時はヤバかった!
ZAZEN BOYSの曲も、アコエレ用にかなりアレンジを変えていて面白かったです。

客も関西特有のノリで、向井さんを煽りまくってた。
横で兄ちゃん(タトゥーびっしり)が、しきりに「向井君、一杯呑もう!」と言ってましたね。
関西(というか大阪?)と関東(というか東京?)のライブのノリ方は本当に全然違う。

まあとにかく、久々に正攻法の向井さんを生で聞けるのは楽しみです!

あとZAZEN BOYS。前回の単独で観た時に感じたマンネリ感が解消されてるか、
正直かなり心配。「バンド4人だけでやる」ってコンセプトはやっぱ限界ある。。

天気予報が思いっきり雨なのも心配・・・↓

NHK:西日本~東北 非常に激しい雨に

2011年10月14日金曜日

Nas - Nasty from "LIfe Is Good"



来るべき新作『Life Is Good』からのビデオ、我らがNasty Nas!

ラップもトラックもビデオも最高。トラックが超オールドスクールでびっくらいこいた!
あとやっぱりこの人は、ストリートを闊歩する姿が最高に格好いいすな。
アルバムのリリース日はまだ決まってないみたいですけど、これは期待大。

しかしアルバムタイトルが『Life Is Good』て、明らかに色々と狙ったタイトル。
でも超大名曲「Life's a Bitch」のリリックを改めて見返すと、やっぱり泣けますね。

Life's a bitch and then you die
that's why we get high 
Cause you never know when you're gonna go

人生はクソだ、どうせみんな死んじまう
だからオレ達はハイになる
だって、いつ死んじまうかなんて誰も分かりゃしないんだから

こんな刹那的なリリックを書いてた頃から一転して「人生はいいもんだ」になる、と。
展開がプロレス的と言えばそうですが、それでもイイ。

こういう瞬間に立ち会えるのは、一人のリスナーとして最高に幸せです。

2011年10月13日木曜日

ZONE THE DARKNESS - Sweet Flavor



ZONE THE DARKNESSは、UMBでRUMIさんとバトルした時のラップがあまり好みじゃなくて、
これまでちょっと敬遠してたんですよね。Twitterは面白いからフォローしてたけど。

でもこの曲はカッコいい!ビデオも良いなー。
結構リリックがハードコアで驚いた。日本語ラップ特有の観念的なトコもなくてオレ好み。

そういえば、最近こんなことつぶやいてた↓
何か心境の変化でもあったのでしょうか。











この曲、今年出たミニアルバム『ロンリー論理』に収録されてるみたいですね。
タワレコで1回試聴してパスした記憶があるけど、もう一回こっちもチェキっとこう。

途中で佐々木希の写真集を読んでるとこと、雑誌に載ってる嵐のニノのクビを掻っ切るとこの
対比がオモロい(ZONE THE DARKNESSは佐々木希の大ファン)。

あとこのビデオ、東京・上野にあるCASTLE RECORDSというレコ屋がやっている、
その名も「CASTLE FILM」というクルーが作成したものらしいです。

こういう風に、レコ屋が販促以外の面でアーティストをサポートするのはいいですね。
恵比寿のwenodも、独自のインタビュー記事を載せたりしていて素晴らしい。

つかZONE THE DARKNESS、ラッパーには珍しいタイプのイケメンだな。
読モにいそうな感じの。

2011年10月12日水曜日

10.9脱原発デモ『怒りのドラムデモ』レポ(的なもの)



10/9に恵比寿~渋谷にて行われた「怒りのドラムデモ」、ボクも参加してきました。

デモの様子は上の秋山理央さん作成のビデオを見てもらえれば一発で分かりますが、
とにかく怒りのドラム隊がハンパない!スタートからゴールまで、街頭からの注目度が
通常のデモ以上にあったように思います。

ドラムマシンで参加の猛者

ただ全員が打楽器を持参したわけではなく、プラカード
持参の人も半分くらいは居たように思います。

自分もプラカードで参加したのですが、実は数秒ほど
デカデカと上のビデオに写ってます(どこかは秘密)。

まずは怒りのドラム隊で注目を集める→プラカードや
シュプレヒコールで主張を伝える、というやり方は、
なかなか上手く行ったのではないでしょうか。

参加者も主催者発表では1000人超、朝日新聞にも
取り上げられましたし。


1つ残念だったのは、ゴール前の宮下公園近くの歩道橋から、空き缶の入ったビニール袋を
投げ込んできた人がいたこと。ボクの目の前に落ちました。

反原発・脱原発という主張やデモ自体に異論があるなら、デモ隊に直接「言葉で」主張すれば
良い訳で、安全圏から悪意を撒き散らすのは違うでしょ。あとそもそもこれ、軽く犯罪。

まあ、こういう嫌な思いもする覚悟でデモに参加してるので、これくらいじゃ挫けません。
つーか、挫ける訳ないでしょ。

このブログをどれだけの人が見ているか分かりませんが、もし原発や放射能、東電や政府の
対応に対して不安や怒りを覚えている方がいらっしゃれば、一度デモに参加してみて下さい。
一緒に歩いて、意思表示しましょう。

最後に、デモ中に撮った写真を幾つかアップ!

        NO NUKESフラッグ。売上はカンパへ。                 恵比寿周辺。ポカンとしてた人多数。


         渋谷空スクランブル交差点。凄い人!                 神宮通公園でゴール。お疲れ様でした。

2011年10月11日火曜日

Young Hastle - Workout(remix) Feat. 般若 & SHINGO☆西成

Young Hastleの最新EP『THIS IS MY HUSTLE REMIX EP』からのPV。
客演は昭和レコードから、般若とSHINGO☆西成を召喚!



久しぶりにPV見て爆笑しました。特にヤンハスのヴァース。
トレーニング器具とかプロテインの銘柄まで紹介してるとこは新しすぎる。
TVショッピングみたい。

般若もSHINGO☆西成も自分の色出してますけど、やっぱりヤンハスが圧倒的。
ただの筋肉&トレーニング自慢がここまで面白いとは・・・!

しかし3人とも鍛えてるなー。
あとSHINGO☆西成が意外と大きくない事が判明(もっとデカイと思ってた)・・・

ヤンハスといえば、去年のこれ。



これでV-Neck人口かなり増えたはず(多分)。
ここでもひたすらV-NeckのTシャツのことしか言ってない笑。

もう完全にキャラを確立した感ありますね。
ライブもかなりいいらしいんで、一度見てみたいです。

2011年10月10日月曜日

Youth Lagoon - The Year of Hibernation





















Fat Possumからまた一組。このレーベル、今年はYuckも当てましたね。
Yuckのアルバムは、今年のインディ・ロックのアルバムでは一番聞いてる(はず)。

Youth Lagoonと名乗ってはいますが、Trevor Powersという人が作曲から演奏まで
一人でやってるみたい。トレント・レズナー方式か。

Pitchforkでは、Modest Mouse『The Lonesome Crowded West』に例えられてますね。
確かにあの頃のModest Mouseに似た雰囲気は感じます。

いかにも宅録ぽいチープな曲もいいけど、やたらと壮大な曲があって、それが好き。
自分の想像上の「アメリカ」にぴったり当てはまる。

自分の中で「アメリカ」って、ひどく広大で不毛な荒野ってイメージがあります。
映画でいうと、コーエン兄弟の『ノー・カントリー』に出てくるような田舎。
そんな情景を思い起こさせるような曲が何曲かあります。

PVが公開されてる「Montana」も、そんな曲の一つです。
深いリバーブの中からドラムやハンドクラップが浮かび上がってくる終盤がいいですね。

2011年10月9日日曜日

DJ Shadow - THE LESS YOU KNOW,THE BETTER


DJ Shadowの5年ぶりの4thアルバム。
左が輸入盤で、左が国内盤のアートワーク。国内盤、いい仕事したなー。

個人的な感想ですが、3rd「The Outsider」はイマイチでした。

タクシーに乗って死にそうな目に遭った経験から、「生きてる内にやりたい事をやろう」と
決意したらしいのですが、逆にやりたい事やり過ぎてとっ散らかった印象でした。

ただ「ハイフィー」を世界中に広めた功績は、かなりデカイと思います。
日本でもCIA ZOO辺りがハイフィーなトラックでラップしたりしてましたからね。

今回のアルバムは、1st~3rdまでのアルバムの総集編(集大成?)のような感じ。
サンプリングで作った曲は、クレジット見た限りでは全体の半分くらいでしょうか。
「Border Crossing」でのドラム使いや、Voを丸々サンプリングした「Sad And Lonely」など、
名盤1stや2ndを彷彿とさせるような曲もあります。

正直言って目新しさは感じませんが、『Freeze』や『Product Placement』でのDJ Shadowが
大好きなボクとしては、1st・2nd期の作風が戻ってきたのは嬉しいです。
こんなやり方で音楽を作れるのは、この人とCut Chemistくらいですからね。

ディグの精神と、サンプリング・ターンテーブリズムの妙技。
これぞ古き良きヒップホップ・サイエンス。

最後に、先行で公開されてた「I Gotta Rokk」。トラックもかなりバカで格好いいですが、
PVがすごい!これはロックファンというか、メタルファン必見ですな。