Fat Possumからまた一組。このレーベル、今年はYuckも当てましたね。
Yuckのアルバムは、今年のインディ・ロックのアルバムでは一番聞いてる(はず)。
Youth Lagoonと名乗ってはいますが、Trevor Powersという人が作曲から演奏まで
一人でやってるみたい。トレント・レズナー方式か。
Pitchforkでは、Modest Mouse『The Lonesome Crowded West』に例えられてますね。
確かにあの頃のModest Mouseに似た雰囲気は感じます。
いかにも宅録ぽいチープな曲もいいけど、やたらと壮大な曲があって、それが好き。
自分の想像上の「アメリカ」にぴったり当てはまる。
自分の中で「アメリカ」って、ひどく広大で不毛な荒野ってイメージがあります。
映画でいうと、コーエン兄弟の『ノー・カントリー』に出てくるような田舎。
そんな情景を思い起こさせるような曲が何曲かあります。
PVが公開されてる「Montana」も、そんな曲の一つです。
深いリバーブの中からドラムやハンドクラップが浮かび上がってくる終盤がいいですね。