2014年6月9日月曜日

Campanella『Vivid』

多彩なプロデューサー陣、ILLICIT TSUBOI氏によるMIX、MARIAやキエるマキュウの客演のインパクト…これらの要因が重なって、イマイチ「NEO TOKAI」色が見えてこなかったのが残念。個人的には、RAMZAやC.O.S.A.といったNEO TOKAIのプロデューサー陣と、交流が深いFla$hBackSの面々辺りだけで作った方が良かったんじゃないかと思う。客演もKNZZのみ、トラックのテイストも統一と、完璧にクオリティ・コントロールされたFebb『The Season』(同じWDSoundsからのリリース)と比べると、どうにも散らかった印象が拭えない。あと、これはこのアルバムに限った話ではないけど、日本語ラップはILLICIT TSUBOI氏に頼るのを止めて、それぞれ独自の音を追求した方が良いように思う。氏が関係すると、良くも悪くも同じような感触の音になってしまうので。