2014年6月9日月曜日
Campanella『Vivid』
多彩なプロデューサー陣、ILLICIT TSUBOI氏によるMIX、MARIAやキエるマキュウの客演のインパクト…これらの要因が重なって、イマイチ「NEO TOKAI」色が見えてこなかったのが残念。個人的には、RAMZAやC.O.S.A.といったNEO TOKAIのプロデューサー陣と、交流が深いFla$hBackSの面々辺りだけで作った方が良かったんじゃないかと思う。客演もKNZZのみ、トラックのテイストも統一と、完璧にクオリティ・コントロールされたFebb『The Season』(同じWDSoundsからのリリース)と比べると、どうにも散らかった印象が拭えない。あと、これはこのアルバムに限った話ではないけど、日本語ラップはILLICIT TSUBOI氏に頼るのを止めて、それぞれ独自の音を追求した方が良いように思う。氏が関係すると、良くも悪くも同じような感触の音になってしまうので。
ラベル:
Campanella,
Fla$hBackS,
Jet City People,
WDsounds,
日本語ラップ
2014年5月12日月曜日
Arμ-2『Backward Decision for Kid Fresino』
ずいぶんと間の抜けた更新ですが、音楽は聞いてます。しかし、ももクロの曲を鎮座が作詞する時代が来るとは(中島みゆきもすごいけど)…。
OIL WORKSのArμ-2とFla$hBackSのKID FRESINOという組合せは、去年の『5O』を思わせる(奇しくも共にISSUGIが客演で参加)。ただArμ-2のトラックはOLIVE OILに比べ、もっとエレクトロやFlying Lotus、Brainfeeder辺りの感覚に寄った仕上がり。KID FRESINOのラップは、5lackよりもかなりイケイケで攻撃的。緩やかに曲線を描くトラックにラップが鋭角に突っ込んでいくようなイメージで、食い合わせとしてなかなか面白い。
Arμ-2はLeeというアーティストとのコラボ作でPitchforkで高評価、FebbのTweetを見る限りFla$hBackSも2ndアルバムの製作に入っている模様。両者とも今後の活躍が期待できそうで何より。2人でのライヴとかはやらないんでしょうか。
OIL WORKSのArμ-2とFla$hBackSのKID FRESINOという組合せは、去年の『5O』を思わせる(奇しくも共にISSUGIが客演で参加)。ただArμ-2のトラックはOLIVE OILに比べ、もっとエレクトロやFlying Lotus、Brainfeeder辺りの感覚に寄った仕上がり。KID FRESINOのラップは、5lackよりもかなりイケイケで攻撃的。緩やかに曲線を描くトラックにラップが鋭角に突っ込んでいくようなイメージで、食い合わせとしてなかなか面白い。
Arμ-2はLeeというアーティストとのコラボ作でPitchforkで高評価、FebbのTweetを見る限りFla$hBackSも2ndアルバムの製作に入っている模様。両者とも今後の活躍が期待できそうで何より。2人でのライヴとかはやらないんでしょうか。
ラベル:
Fla$hBackS,
ISSUGI from MONJU,
日本語ラップ
2013年3月15日金曜日
Fla$hBackS『FL$8KS』
jjj、Febb as Young Mason、KID FRESINOの3人から成るFla$hBackS。このFla$hBackSの1stアルバム『FL$8KS』が、日本語ラップの今年のリリースの中でも一番のトピックだったことは間違いない。とにかく皆大絶賛で、批判はボクの見たところ1つもない。早くも今年のベストアルバムに推す声も少なくない。
ボクもこのアルバムは大好きなのだけど、ずっと考えていたのは「Fla$hBackSのどこがこんなにフレッシュなのか」ということ。このアルバムは確かにカッコいいものの、一聴しただけでは明らかに目に見えて斬新な所は無いように思える。じゃあなんでこんなにフレッシュに聞こえるのか。
1つには、バックトラック。ぱっと聞きでは、単なる90年代リバイバルのように聞こえるかもしれない。ただ、ボクにはそんな簡単に括れるものではなく、そこに加えてもっときらびやかで派手な要素(2000年代以降の、例えばDipsetやKanye Westのプロダクションのような)がプラスされているように聞こえる。他にも、ベースや上モノなどの音のバランス(実際これがかなり大きいと思っている)が、90年代リバイバルとは確実に一線を画しているのではないか。
2つには、ラップの(特にjjjの)フロウ。リリックは日本語と英語の混じったものであるものの、バイリンガルとまではいかないバランス。この辺りはSEEDAやBESよりもS.L.A.C.K.以降、といった感じか。ただ、フロウが少し変わったリズム感、というか間合いの取り方をしている。BESでもなく、RAU DEFでもない微妙な感覚。それが聞き手に新鮮な印象を与えている。
この妙な間のラップが前述の特異なトラックに乗ることで、新しいケミストリーを生み出しているのではないかと。まあ、ここまでごちゃごちゃと言っといてなんですが、兎にも角にもとんでもない若者が出てきたことは間違いない。我々リスナーは、この最高のヒップホップを素直に楽しむべき。
ボクもこのアルバムは大好きなのだけど、ずっと考えていたのは「Fla$hBackSのどこがこんなにフレッシュなのか」ということ。このアルバムは確かにカッコいいものの、一聴しただけでは明らかに目に見えて斬新な所は無いように思える。じゃあなんでこんなにフレッシュに聞こえるのか。
1つには、バックトラック。ぱっと聞きでは、単なる90年代リバイバルのように聞こえるかもしれない。ただ、ボクにはそんな簡単に括れるものではなく、そこに加えてもっときらびやかで派手な要素(2000年代以降の、例えばDipsetやKanye Westのプロダクションのような)がプラスされているように聞こえる。他にも、ベースや上モノなどの音のバランス(実際これがかなり大きいと思っている)が、90年代リバイバルとは確実に一線を画しているのではないか。
2つには、ラップの(特にjjjの)フロウ。リリックは日本語と英語の混じったものであるものの、バイリンガルとまではいかないバランス。この辺りはSEEDAやBESよりもS.L.A.C.K.以降、といった感じか。ただ、フロウが少し変わったリズム感、というか間合いの取り方をしている。BESでもなく、RAU DEFでもない微妙な感覚。それが聞き手に新鮮な印象を与えている。
この妙な間のラップが前述の特異なトラックに乗ることで、新しいケミストリーを生み出しているのではないかと。まあ、ここまでごちゃごちゃと言っといてなんですが、兎にも角にもとんでもない若者が出てきたことは間違いない。我々リスナーは、この最高のヒップホップを素直に楽しむべき。
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