2013年3月4日月曜日

ROO-TIGER『真田虫非行ツアー』

日本語ラップ好きだけど、たまにはちょっと変わったものが聞きたい。そういう人には、ROO-TIGERが今一番のオススメ。好きか嫌いかは一旦置いといて、少し変わった日本語ラップが聞けるのは間違いない。

下品な言葉であれ何であれ、ラップする上で面白い言葉なら何でも使う。ありえない言葉の組み合わせでパンチラインを作ってみせる。それがJet City Peopleからの新たな刺客、ROO-TIGERのスタイル。特徴的な声も相まって、そのラップはレーベルからのインフォにある通り、宇宙人がラップをしているように聞こえる。声もリリックも、好き嫌いが分かれることは間違いない。ただ、ハマった人は徹底的にその魅力にノックアウトされるはず。

JCPからの客演も、アルバムに華を添える。BASE、Campanella、TOSHI蝮…。個人的なお気に入りは、「ブス5000」での呂布カルマ。そもそも曲のタイトルがアレだし、女の子はあまりのえげつなさに引いてしまう可能性大だけど、ボクは大いに笑いました。JCPの中心人物である鷹の目は、ミックスやマスタリングなど裏方から支援。こんな最高なアルバムが、隠れた名作なんてことにならないことを祈る。