最近『猫のゆりかご』を再読してました。
『猫のゆりかご』はアメリカの作家、カート・ヴォネガットの作品っす。
この作品のテーマの一つとして、「行きすぎた科学への警鐘」があります。
作中で、科学や知識にしか興味を示さない科学者による発明品を、その脅威を
十分に理解できない人間が扱うことにより、世界が滅亡してしまいます。
最近どこかで似た話を聞いたような・・・
とまあ、ここまで書いてきましたが、本題はこれではないです。。
作中に、大学の「友愛会」についての記述が幾つか出てきます。
最も印象的なのは、目当ての友愛会に入れなかったことが理由で女子学生が
自殺した、というエピソードですね。
この友愛会ですが、映画『ソーシャル・ネットワーク』に出てきた「クラブ」と同じですね。
主人公のザッカ―バーグがコンプレックスにしていたアレです。
確か「クラブ強迫症」だったかな?DVDを人に貸しててうる覚えですが。
『猫のゆりかご』が書かれたのは1963年なので、今から大体50年近く前です。
少なくともこの当時から、この友愛会(クラブ)によるスクール・カーストがあったようですね。
「リア充」「非リア充」とかいう言葉がありますが、今も昔もこの辺りは変わらないすね。